引っ越し作業の依頼を受けてやって来た運送業者の男の子―その逞しい肉体と優しげな雰囲気に身体の奥がくすぐられ… (ページ 6)

「リコさんだけ、気持ちいいのずるいな」

拗ねたような口調が可愛い。

私は腰を浮かせて、カイ君の分身を蜜口へと導いた。

「もう、挿れて?」

「…いきますよ」

先走り液に濡れた分身が、私の内側をぬちゅっと侵す。

最奥に辿り着いたところで、カイ君が腰を使いだした。

ぐちゅぐちゅという水音が狭い部屋に響く。

「ああっ…いいよぉ、気持ちいいっ…」

一人でするのと違って、快感の波が大きい。

私はあっという間に、絶頂を迎えた。

「リコさん、いっちゃったんですか?」

「ん…いっちゃった、けど、もっと、もっとしてっ…」

達したばかりだというのに、私の秘花は貪欲にカイ君の分身に絡みつく。

「こっちも、いかせてあげますね」

カイ君は再びローターを手にして、淫核に押し当てた。

「いやあああ…!」

ブブブという音と共に、私は悲鳴を上げる。

目の前に真っ白な火花が散った。

「すごい…めちゃくちゃ締まってる…」

カイ君の声が耳元で聞こえる。

床に押し倒されたのがいつなのかも分からない。

感じられるのは、快感とカイ君の熱だけ。

「はぁ…リコさん、いきまくってるでしょ…ずっと中がひくついてる」

切なげに顔を歪ませながら、カイ君は私を揺さぶる。

律動がどんどん荒っぽくなって、私はただただ絶頂を繰り返すだけ。

「や…もぉ、いかせないでええ…」

「もう少しだから…いいこにしてて」

優しい口調とは裏腹に、カイ君は容赦なく奥を突き上げ、ローターで淫核を嬲る。

「ぁう…また、いくぅ!…カイ君っ、ハァ、やああぁ!!」

「すごい…また締まってるっ…リコさん…くっ、出すよ…」

がつがつと腰を打ちつけた後、カイ君は分身を引き抜き、白い蜜を放った。

お腹に出すつもりだったらしい熱液は、勢いよく溢れ、私の首にまでかかった。

1DKの新居には、しばらくカイ君の匂いが残りそう。

絶頂の後の気怠さの中で、私はそんなことをぼんやりと考えていた。

-FIN-

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