触れるだけで崩れていく身体と、彼の我慢の限界点 (ページ 3)
やっぱり、もう決まっていたんだ。
昼休みに屋上で顔を近づけられた時から。
「逃げるなら今のうちだ」
試すような声。
私はかぶりを振る。
「…逃げません」
彼は満足そうに笑った。
「じゃあ覚悟しとけ」
低い声が胸の奥を震わせる。
街の灯りが流れていく。
ホテルまでの距離が近づくほど、手のひらが熱くなる。
こんなふうに誰かに求められるなんて。
こんなにも、強く、我慢できないほどに。
私自身も、もう抑えられなかった。
「朝比奈さん…」
名前を呼ぶと、彼は短く返す。
「なに」
「…楽しみにしてました」
その一言で、彼の横顔がわずかに揺れた。
抑えていた欲が滲む。
「…言わせるな。俺が我慢できない」
赤いネオンがフロントガラスに映る。
ラブホテルの入口だった。
車がゆっくりと停まる。
彼はシートベルトを外し、こちらを見た。
「行くぞ」
扉が開き、夜の冷たい空気が流れ込む。
それでも身体は熱いままだ。
ホテルの自動ドアが開いた瞬間、私の手は彼に絡め取られた。
逃げられない。
逃げるつもりも、もうない。
「…ずっと欲しかった」
低く、堪えていたものが漏れるような声が耳元で落ちた。
その言葉だけで、膝が震えた。
部屋のドアが静かに閉まる。
背後で、鍵の音が落ちた瞬間、
私は完全に、彼の腕の中に囚われた。
部屋に入った瞬間、背後でカチリと鍵が閉まる。
その音が思った以上に胸の奥へ響いた。もう後戻りできないと身体が理解してしまう。
薄暗い照明。
壁に反射する淡い光。
外より静かすぎる空間。
朝比奈さんは無言のまま、コートを脱ぎ、ソファに投げた。
その間も視線だけは逸らさない。
名無し 2026年4月30日
AIっぽい