失恋したばかりで部下にばったり会って…酔った部下から攻められる話

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失恋したばかりで部下にばったり会って…酔った部下から攻められる話 (ページ 1)

先週大好きだった彼と別れた。

私と彼の年は十歳も離れていて彼からすると私はまだほんの子どものように感じていたのかもしれない。

凍てつく氷道を警戒しながら歩く。

寒い。

当たり前じゃん。

ふと頭に浮かんだ言葉がおかしくて失恋した悲しみが少しほぐれた。

もう無理だったのかもしれない。

やり直そうといっても戻らなかったのかもしれない。

「わっ…大丈夫ですか」

氷に足を滑らせた私を優しく抱えてくれたのは部下の牧原くんだった。

「あれ?坂木さんじゃないですか!結構酔ってるみたいですけどなにかしでかしました?」

「しでかしてなんかないよ!」

口でいーの形を作って軽く睨む。

彼の冗談が好きだ。

何度彼の軽口に救われただろう。

上司、部下の枠組みを超えてこうして冗談が言い合える関係って素敵だと思う。

「あ…分かりました!彼氏と別れたんでしょ」

「…よくわかったわね」

「図星でしたか」

牧原くんってすごい。

あえて触れないなんてことはしない。

それでいていつもの自然な感じで接してくれる。

その温かさがすごく心地よい。

「ねえ、時間あるなら今からバーにいかない?」

え、何誘ってるんだ私。

酔いのせいで完全に理性がストップしてしまっている。

「えー、どうせ愚痴大会か元彼の惚気がはじまるんでしょ、そんなのやですよ」

「いやならいいわよ」

「いいですよ、付き合いますよ」 

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