バスの後部座席で繰り出された性欲解消のためだけのセックス。一瞬で絶頂へ達した獣の二人 (ページ 4)

「脱いでも俺のタイプだ」

 乳房を揉まれ、乳首をちゅぱちゅぱと吸われ、麻紀の性感が急上昇していた。

「あぁん、あっ…」

 そのまま玲也は舌先を脇腹へゆっくりと滑らせる。

 はだけたブラウスとだらしなく開いた脚。麻紀は自分の股間から熱い愛液が湧き出ているのに気づいていた。

 玲也は決して乱暴にはしない。言葉はクールだけれど、その指先も、唇も、舌も、全てが麻紀を焦らしている。

 そして、吐息が途切れると唇を重ねるのだ。

「はあぁん…」

 上半身を玲也にたっぷりと刺激され、麻紀は両脚を伸ばし、太ももに力を入れ始めた。気を抜けばイってしまいそうなほど、気持ちがいいのだ。

「感じやすいんだな」

 玲也は麻紀の膝を大きく広げ、間にしっかりと入り込んだ。

 そのまま、麻紀のスカートをめくりあげると、パンティーの上から指ですうっと割れ目を確認した。

「いやっ…、あぁ…」

「いやらしいね、こんなに湿らせて」

 玲也が布の上からぎゅっと指で押して、麻紀の反応を楽しむ。

「恥ずかしい…」

「そんなの信じないよ」

 シートが麻紀の素肌に触れ、生温かい感触がさらに刺激に変わる。

「ほら、もっと脚を広げて」

「恥ずかしい…」

 バスの後部座席で股間を丸見えにさせるなんて、麻紀はAV女優にでもなった気分だった。それでも玲也は太ももを撫でたり、クロッチ部分に息を吹きかけたりして、肝心の部分を触ろうとはしない。

 焦らすことで麻紀の羞恥心をさらに煽るつもりなのだろう。

「あぁ、もう…、気持ちいい…」

 麻紀の必死のアピールに、玲也がパンティーをぎゅっとずらし、ついに麻紀の秘部を露わにした。

 二本の指で割れ目を広げられる。濡れそぼったその先にむぎゅっと玲也が指を押し込んだ。

「あぁ、あぁ、いい…、すごい…、あぁん」

 ゆっくり進んだ指先に合わせて、愛液が湧き出てしまう。

「シート、汚すなよ」

「う、うん」

 そう言われても、勝手にべちょべちょになるのだから、麻紀自身がコントロールを出来るはずもない。

「気持ちいい、うっ、あぁっ」

 玲也の指の動きに合わせて、麻紀はまるで快感から逃げるように腰を浮かせる。

「お願い、もう無理…、無理…」
 
 待つことがもう無理なのだ。それを察した玲也が、ベルトをかちゃかちゃと外しズボンを下げた。

 そのまま覆いかぶさり、ぐちょぐちょに濡れた淫らな部分へグサッとペニスを突き立てる。

「うわ、この感触、最高」

 一気に挿入されたペニスが奥に入る。麻紀は玲也にしがみついていた。

「いや、いや、あぁ、あぁ、あーっ」

 勝手に麻紀の腰が動いてしまう。麻紀は冷静さを取り戻すかのように、目を開けて玲也を見た。

 苦しそうで、綺麗で、今思い出してもぞっとするほど冷酷に見えた。

「もっと、もっと…」

 麻紀は、このありえない状況に興奮しきっていた。玲也のビクンビクンというペニスの感触。体の奥からもう一人の自分が見ているような感覚。

「あぁ、エロっ!」

 玲也がキスをした。きっと射精感を覚えていたのだろう。麻紀の膣奥も悶えていた。

「あっ、イクっ、いっ、イクっ…、あ…」

 ぴくぴくと全身を引きつらせ、玲也のペニスを締め付けていた。

「やばい…」

 力強い脈打ちとともに、体の奥で玲也を感じていた。

「あー、あー」

「ぐっ!」

 二人同時に絶頂に達した。

 倒れ込むように玲也が麻紀にしがみつき、しばらく余韻に浸っている。

「大丈夫?」

「あぁ、すっきりしたよ…」

 麻紀は性欲処理に使われたことを確信した。それでも、怒りはなかった。なぜなら、麻紀も今まで味わったことのない興奮と絶頂だったのだから。

「ねぇ、これがばれたらどうなんの?」

「あ、京都弁?」

「そんなん、どうでもいいわ」

 むらむらが解消された二人の会話は陳腐なものだった。お互いの素性もよく知らないまま、ラーメン屋にも玲也が一人で行くことになった。

 玲也からの連絡は一年たった今もないが、麻紀はなぜか玲也の電話番号を消せずに待っている。

-FIN-

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