母親の再婚相手と禁断の関係に堕ちていく。理性が崩壊した私はもう止められない (ページ 3)
その日は定時に仕事を終え、七時にはアパートに帰っていた。ゆっくりお酒でも飲もうかと思い、先にシャワーを浴びようと浴室で裸になる。
すると、夏鈴はゴキブリがささっと走ったのを見た。
「ギャー」
思わず声を上げたほど、夏鈴はゴキブリが大の苦手。実家で数回見たことがあるが、処理はいつも母親だった。
殺虫剤を手に持ち脱衣所に戻ろうとするが、足がすくむ。すぐにドアを閉めたが、どこにいるかもわからない。
嫌な汗をかきながら数分頑張ってはみたけれど、どうしても勇気が出ない。
夏鈴は母親に電話をした。
「ママ、ゴキブリ!来て!」
「今日は遅番だから、今すぐは無理よ」
「えー、どうしよう」
「由伸くんに電話してみて。仕事中だから切るよ」
母親が電話を切る。こんなことで由伸に電話をするのはためらいがある。でも、とても動けそうにない。
ふうっと大きく息を吐き、夏鈴は由伸に電話をかけることにした。
由伸が三コール目で出た。
「もしもし」
「あ、夏鈴ですけど…」
「夏鈴ちゃん、どうしたの?」
「ママに電話したら由伸さんにかけろって」
「なんかあった?」
「ゴキブリがいるから助けてほしいんです」
「えっ?ゴキブリ?」
「はい」
由伸はくすっと笑い、すぐに向かうと言って電話を切った。夏鈴は少しほっとして、浴室から離れる。
バスタオル一枚巻いただけの体で義父を迎え入れることは出来ないから、慌ててTシャツワンピースを被りパンティーを履いた。
チャイムが鳴り、ドアを開けると由伸が部屋に入った。
「ゴキブリ?」
「はい、あっちのどこかにいるんです」
「そうなの?」
夏鈴が浴室を指さすと、由伸が新聞と殺虫剤を持ちドアを開けた。
「ぎゃー」
夏鈴は逃げて、窓際で固まっている。
「いたいた」
由伸の声が聞こえ、何とか処理が終わったようだ。
「もう大丈夫だよ」
「ほんとに?もういない?」
「多分ね。どこから入ったんだろうね」
手を洗い、片づけをした由伸が夏鈴の前に来た。
夏鈴は、目の前に立つ由伸にドキッとしていた。この何とも言えない年上の男のエロさはどこから出ているのだろう。
「夏鈴ちゃん、何か飲み物もらっていい?喉が渇いちゃって」
「は、はい。気付かずすみません」
普通の義父と娘の関係がどんなものなのかはわからない。でも、夏鈴にとっては義父というよりは、憧れの上司のような、そんな風にしか思えない。
「綺麗にしてるね」
部屋を見渡す由伸が話しかける。冷蔵庫から麦茶を出しグラスに注ぎながら、夏鈴は視線の先にバイブがあることに気付いてしまった。
バスケットの中にタオルと一緒に無造作に置かれた本物のペニスのような形の黒いバイブ。
由伸が気付くかはわからないけれど、夏鈴は気が気ではなかった。
「どうぞ…」
ソファーに座った由伸にお茶を出し、そのまま夏鈴は床に座る。
「ああ、どうぞ、こっち」
ポンポンとソファーを叩き、端に移動した由伸が夏鈴を誘導する。
「はい…」
由伸の前では口数が少なくなることは、初対面の頃から変わらない。由伸も嫌われていると思っているかもしれない。大体、オナニーのおかずにしているなんて許されるはずもない。
そんなことばかりが夏鈴の頭の中によぎっていた。
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