楽しみにしていた記念日。なのに遠距離中の彼氏にドタキャンされてしまって… (ページ 2)

「あんっ!ああっ!ああああっ!」

AV女優のはしたない嬌声が、部屋に響く。

男たちに体を愛撫されながら、彼女はあそこに電マをあてがわれ、何度も絶頂させられていた。

私は、どんなに気持ちよくてもあんなに淫らな声を上げたことはない。

慎司が聞いていると思うと、どうしても我慢してしまうのだ。

それにアパートでオナニーをする時も、壁が薄いからあまり大きな声は上げられない。

でも、今日はもう、この広い部屋に私だけ。

私は片手で乳房を揉みながら、もう片方の手で電マをあそこに押し当てた。

振動は微弱だったけれど、それでもびくりと体が震えた。

「んっ…はあっ…あっ」

だんだん微弱じゃ物足りなくなって、私はどんどん振動を強くしていった。

「慎司…慎司…!」

いやらしい水音が部屋に響く。

愛液が溢れて、シーツを濡らしていく。

画面の向こうで、女優はあそこに電マを当てられたまま、男にペニスを入れられて、喘いでいた。

私は堪らなくなって、サイドテーブルの引き出しを漁り、巨大なバイブを手に取った。

電マでクリトリスを刺激しながら、ゆっくりとバイブを入れていく。

「ふあっ…ああっ、あっ…!」

全部入れてから、スイッチを入れる。

「あああああああっ!」

振動しているのを感じながら、私はそれを乱暴に出し入れした。

ビチャビチャと愛液が飛び散る。

乱暴なオナニーなのに、ものすごく気持ちいい。

いつしか、私は画面の向こうのAV女優と同じくらい甲高い声で喘いでいた。

天井を見上げると、嬌声を上げながら電マとバイブでよがっている、いやらしい私の姿が鏡に映っている。

熱いものがみるみる込み上げてくる。

「あっ、ああっ!あああああああああああっ!!」

ビクン、ビクンと体が震える。

画面の向こうでも、AV女優は私と同じタイミングで派手にイッていた。

「はあ…はあ…」

あまりの気持ちよさに呆然としながら、肩で息をしていると、スマホが鳴った。

慎司からだった。

「礼子、今日は本当にごめん。夕方には終わらせてそっち行くからさ、今夜会えないかな…?」

酷く申し訳なさそうな慎司の声に、あんなに抱いていた怒りがみるみる溶けていく。

私は、本当にチョロい女だなと思う。

でも、もう自分の欲望を隠すことはしない。

「いいよ。その代わり、今夜は楽しみにしてるからね?」

慎司の心底安心したような声を聞きながら、さてどんな激しいプレイをしてもらおうかと、私はまたあそこを熱くさせたのだった。

-FIN-

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