彼とデートのはずだったのに、女子会おじさんの罠にはまってM堕ちさせられた陵辱の夜 (ページ 3)

「今日どうする?」

「俺忙しいから。ってかお前しつこいんだよ。こっちから連絡するまで連絡してくんなよ」

通話が一方的に切られる。

「待って…」

トシさんの顔をちらっと見て、いじわるな気分になり、話を続ける振りをする。

「わかった。これから行くね。うん、早く会いたい」

スマホをテーブルに置き、残っていたハイボールを一気に空け、席を立つ。

トシさんが、ロックがかかる前に私のスマホを奪い取る。

「返して。これから彼に会いに行くから」

「…嘘だろ。通話、3分前に終わってるし」

「でも、もう帰る」

トシさんに手を掴まれる。

振りほどこうとしたら、頭をくしゃくしゃと撫でられ、泣きそうな気分になる。

「彼となんかあった?」

「…振られたかも」

「とにかく座れよ。話聞いてやるから。優はまだ飲めるよね」

*****

「すっごーい、きれー」

カウンターに、青い炎をあげるショットグラスが2つ置かれ、照明が落とされる。

炎の下には、色とりどりのリキュールが重ねられ、層を作っている。

「フレイミングランボルギーニっていうんだよ。優、飲み比べしよう。負けたら勝ったほうの言うことを聞くってやつ」

彼に電話したあと、飲まなければやってられない気分になって、トシさんに慰められながら、早いペースでハイボールを空けた。

そろそろ帰らなきゃと思いながらも、まだ飲み足りない気がして、トシさんの隠れ家という静かなバーにやってきた。

「そんなの無理。私、ぜーったい負けるから」

「やってみなきゃわかんないよね。火を吹き消して、ストローで一気に飲むんだよ、いい?判定はバーテンダーがしてくれるから」

「ちょ…」

私が承諾する前に、トシさんが炎を吹き消す。

私も同じように火を消して、急いでストローで中の液体を吸い上げる。

度数の強いお酒ばかりで作られたカクテルらしく、胃がかっと焼けて眩暈がしてくる。

「…トシさんの負けです」

「優の勝ちね。なんでも命令していいよ」

コメント (0)

コメントを書く