元カレに弱みを握られた私は、彼のエッチな命令に従うしかなくて…

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元カレに弱みを握られた私は、彼のエッチな命令に従うしかなくて… (ページ 1)

「ああっせんぱ、い…!いっちゃう…!」

「俺も…っ、なか、出すぞ…っ!」

今日も私と先輩の関係は良好。

「はぁ、はぁ、…今日も気持ちよかったです、先輩…」

「ああ…愛してるよ、美生」

そして私たちは裸のまま眠りにつく。この上ない幸せな気持ちで。

そう、私はずっとこの幸せが続くと、信じて疑わなかった。

*****

そして次の日。辛い仕事を終え、彼の待つアパートに帰る。

―――そうだ。今日は何でもない日だけど、ケーキを買って、一緒に食べよう。

こういうのが、一番楽しい時間なんだよね。

…今思えば、その考えが最悪の結果を招くことになるなんて、私は知る由もなかった。

いつもの道を遠回りして、お気に入りのケーキ屋さんに向かって歩いているところだった。

「そこのおねーさん」

懐かしい男の声がした。今となっては、思い出したくもない、大嫌いな男の声。

「―――っ、一樹」

「久しぶりだな。何してんの?」

「か、関係ないでしょ。ただの仕事帰りだから」

私の身体が無意識のうちに強張る。…それもそのはずだった。

*****

「なー美生?おまえは誰のモノなんだ?」

「っあ、あなたの…一樹くんの、ものです…っ」

「よくできましたー♪」

「あっっ、ああ…!!」

元カレの一樹は、私の”ご主人様”だった。

別れた理由は、一樹の浮気。

その当時、私には一樹しかいないと思っていた。

気持ち的にもそうだけど、自分の身体が完全に”一樹”仕様に作り変えられていたからだ。

それ故に、私は一樹の浮気が許せなかった。

あんなに、私を愛してくれていたのに。

―――いや、あれは「愛」なんかじゃない。

私はそのころから一樹に「支配」されていたのだ。

「あっ、一樹く、きもちい、です、あ、ああんっ!!!」

「ほんっと…いい声で鳴くよなあ、お前。可愛いよ」

「んっ、だめ、いく、っ、んああっ!!」

「…あ?何先にイってんだよ。俺イっていいって言ったか?」

「はあっ、はぁっ、ご…ごめんなさ…」

一樹は、私が勝手に何かをすることを許さなかった。

万一にでも、私が何か勝手にしたときは、…一樹のお仕置きが待っていた。

ヴィイイイ…ン

一樹は取り出したバイブを、私のクリトリスに強く押し当てる。

「あああ…!!だめ、イッた、ばっかりだから…あ!!」

「俺がイくまで当ててろよ。もし勝手にイったら…、わかるよな?」

こんなふうに、一樹は無茶なお仕置きをしては、自分にのめり込ませていく。

―――正直、言葉には出さないし、思わないようにもしているが、…一樹とのセックスはたまらなく気持ちがいい。

…今の彼とは、比べ物にならないくらい。

*****

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