社畜OLが、スパダリ系金髪男子に性的に癒やされて幸せになるお話

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社畜OLが、スパダリ系金髪男子に性的に癒やされて幸せになるお話 (ページ 1)

「はあぁ…今日も遅くなっちゃったなぁ…もう、フラフラ…」

今朝したメイクはボロボロ、身につけたタイトスカートタイプのスーツも、心なしかくたびれて見える。
時刻は22時をまわっていた。
由奈は、忙しさのあまり昼食もまともにとれないまま、規定の8時間労働の末、2時間の残業を終え、帰路についていた。
休憩は、眠気覚ましのコーヒーを飲むため15分ほどデスクから離れ、社内の自動販売機前で過ごした時だけだ。

ここのところ、毎日そうだった。
これだけ残業しているにもかかわらず大した給料にならないし、休日の出勤は当たり前。
まれに休めたとしても、日々の激務に追われ、疲労でほとんど眠って過ごしている。
気晴らしに友達とランチやショッピングにも出かけたいのだが、身体が悲鳴を上げ、それを許してくれなかった。

帰ったらとりあえずご飯食べなきゃ…このままじゃ、倒れちゃう。
鉛のように重い足取りで歩き慣れた繁華街を抜けようとした時、前方から子どもの泣き声がした。
小さな女の子が、わんわんと声を上げて泣いている。

飲食店や居酒屋が雑多に立ち並び、多くの人でひしめき合うこの場所で、子どもがひとりきりなんてー…
由奈は思わず歩み寄り、女の子のそばにしゃがみ込む。

「どうしたの?大丈夫?」

溢れる涙を拭いながらも、ぽつりと「ママがいないの」と呟いた。

「はぐれちゃったんだね。お姉さんと、おまわりさんのところへ行こう?」

その時、遠くから「こっちです!」と若い男の声がした。
そこには、息を切らしながら走ってくる女の子の母親らしい女性と、彼女を手招きする金髪の青年の姿があった。
女の子は途端に笑顔になり「ママ!」とその女性の胸へ飛び込む。

「お母さん…あぁ、よかった…」

無事に親子が再会できたと安堵したのも束の間、立ち上がろうとすると、ぐらりと視界が揺れた。

「えっ…ちょ、ちょっと…!」
よろめいた身体を、青年の腕がしっかりと抱きとめる。

あぁ、こんな風に誰かに抱かれたこと、今まであったかなぁ…
必死に自分に声を掛け続ける青年の声が、遠のいていく。
由奈の記憶は、そこでぷつりと途絶えた。

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