もう、我慢できない…遠距離恋愛の年上彼氏とのお泊まり旅行で濃厚幸せラブタイム (ページ 4)

「紬、大丈夫?」

紬の体を支えながら、悠真が問いかける。

「う…ん…」

「寒くない? もう一度湯船に浸かりなよ」

そう言って悠真は紬の体を抱き抱え、ゆっくりと湯へ戻した。

「なんか…力入んなくて…」

「うん…」

悠真は脱力した紬の頬に何度もキスをする。

「でも、ずっとこうしたかったから、嬉しい…」

紬は小さく微笑む。

「うん、俺も…」

一呼吸おいて、悠真が言った。

「ねぇ、紬…一緒に暮らさない?」

「え?」

紬は驚いて、悠真のほうへ目を向けた。

「実は、旅行の最後に言おうと思ってたんだけど、我慢できなくなっちゃって…」

「悠真…」

「こんなご時世だから出社する回数減ってさ、別に東京にいなくてもよくなったから」

「嬉しい…」

紬は喜びの涙を浮かべた。

満月の淡い光が笑い合う2人を照らした ―。

-FIN-

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