オトナのおもちゃで何度絶頂を味わっても許されず、でも本当に欲しいのはホンモノの…

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オトナのおもちゃで何度絶頂を味わっても許されず、でも本当に欲しいのはホンモノの… (ページ 1)

「ン、ぁ、アアアアアンッ」

ガクガクと腰を震わせて、夏美は何度目かの絶頂の叫びをあげた。

しかし、女芯を責める道具は止まらない。

両手を高い位置で紐で縛られ、両脚も大きく開かされて固定されている夏美には、この終わらない快楽から逃れる術はなかった。

唯一これを止められるのは、仕掛けた本人のみだ。

夏美は涙をにじませて喘ぎながら訴えた。

「も、もう止めてぇ…哲、もう無理ぃ…っ」

哲と呼ばれた年上の恋人は、夏美の顔を覗き込み少し意地悪く微笑んだ。

「三回目で降参?この前の時、俺をさんざん焦らして楽しんだのは、どこの誰さんだったっけ?」

「その前は、私が…はぅんっ、ぁ、あぅ、あ、あぁんっ」

すごく焦らされたという言葉は、急に襲った刺激に悶えて発することができなかった。

二人はセックスにちょっとした刺激を求めて、テーマを決めて臨むという試みをしている。

前は『焦らし』で今回は『道具』である。

軽い気持ちで頷いた夏美だったが、息つく暇もなく責められ続けて、かなり後悔していた。

(このままじゃ、メチャクチャにされちゃうよ…!)

そう思っている間にも、四度目の絶頂が来る感覚に襲われた。

だんだんと次までの時間が短くなっている気がした。

(ホントに、イキっぱなしになっちゃう!?)

「…は、くぅ、ぁ、ハァァアンッ」

しびれるような絶頂感に、夏美は全身を小刻みに震わせた。

さすがに意識が朦朧としてきた時、ようやく秘部を責めていた道具が離された。

余韻に喘ぐ夏美の頬が、やさしく哲に撫でられる。

「たくさんイッたけど、本当はまだ物足りないんじゃない?この辺りが…」

と、下腹部に触れてくる哲。

ピク、と夏美が反応する。

彼が言う通り、敏感な女芯はさんざん弄ばれたが、もっとも満足感を得られるところは切なく疼いていた。

――彼が欲しい。

そう思った夏美の目の前に、卑猥なカタチの道具が現れた。

「どうしようかなと思ったけど、せっかくテーマを決めたんだし用意してみたよ」

「いや、それは…」

「俺の番の時の仕返しが怖いけど、好奇心には勝てませんでした」

「敬語で言われても!…あ、いやぁ…っ」

ヌチヌチといやらしい音と共に哲のものとは違う感触のものが入ってきた。

「これ、中出し機能も付いてるんだ」

「えっ!?」

「こういうオトナの道具って詳しくなかったけど、今はいろいろ種類があって驚いたよ。夏美は知ってた?」

「全然知らないよ。ところで中出しって…!」

「ぬるま湯とか無害な液体を入れて、疑似的に中出しされる感覚を味わえる道具らしいよ」

未知の世界の話に、夏美はポカンと口を開けていた。

その間にナントカという名のその道具は、ナカ深くに侵入してきた。

オトナのおもちゃを入れられるのは初めてなのに、それを動かしているのが他の誰でもない恋人だからか、夏美は妙に感じてしまっていた。

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