キスマークをつけたがるいじわるセフレと、激しく求め合った夜のお話

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キスマークをつけたがるいじわるセフレと、激しく求め合った夜のお話 (ページ 1)

「今日夜いける?」

そう言って彼は突然やってくる。
私とユウは、俗に言うセフレというやつだ。
付き合っているわけではないし、好きとかそういうことでもない。
だけど、体は重ねる。そうやってお互いの欲望を満たす。
私はこの関係に満足している。お互い完全に割り切っているから変に考えることもなくて楽だ。

でも、彼には困った性癖がある。

*****

「おじゃましまーす」

夜に彼はやってきた。
家が近いのもあり、パーカーにスウェットというラフな出で立ち。
それでも整っている顔とすらっとした高身長のせいでかっこよく見える。

私はもうお風呂にも入り、ショートパンツとロンTを着てテレビを観ていた。

彼は部屋にあがってくると、ベッドに座る私の上に馬乗りになってきた。

「ちょっと、テレビ見えないんですけど…」
「もう、我慢できない。だめ?」

目の前にある顔を見上げると、もうすでに熱っぽい視線。
「もう…」
手探りで、手元にあるリモコンでテレビを消した瞬間、彼のすらっとした指が私のあごを捕まえ、唇を奪われる。
最初は軽く、ついばむように、何度も私の唇に触れたかと思うと、ぬるっと彼の舌が入り込んでくる。
その舌が私の舌をとらえ、絡み合う。

ぴちゃ、くちゅ、ぴちゃ…

舌が絡み合うたびに、えっちな音が響く。
息をするのもやっとなくらい、激しく口づけていると、彼の手が私の背中、腕、腰をやさしくさする。
そして、ようやく唇が離れると、彼の指は私の首元に。
すうっと指で首筋をなぞられるとぞくぞくする。
「んっ…」
首が弱い私は声が漏れ出てしまう。

「かわい…」
彼はそうつぶやくと、私の首にかぶりつき、強く吸い付く。
そのまま、ちゅうーっと音がするくらい吸い付き続ける。

「やっ…そんな上の方に…んっ…」

彼が唇を離すと私の首筋には500円玉は優に超えるサイズのキスマーク。
そう、彼は私の体に自分の痕跡を残すことが大好きなのだ。

「もっとつけるし」
そういうと、彼は反対の首筋に噛みつく。
少し痛いと思うと同時に、彼に跡を残されることに喜びを感じている自分もいる。
歯を立てた後、またちゅうっと吸い付く。

「んんっ…はぁっ…」

そんなことを繰り返されていると、もっとしてほしくなってしまう。

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