高校の同級生と友達が寝てる横で…!?絶対に声を出してはいけないどきどきな夜のお話

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高校の同級生と友達が寝てる横で…!?絶対に声を出してはいけないどきどきな夜のお話 (ページ 1)

「今度俺らそっち遊びに行くから家泊めてなー!」

そんな連絡が高校のとき、同じクラスだった遼からきたのは1か月くらい前の話。
遼と私ともうひとりの友達は家が近かったこともあり、3人で遊んだり一緒に帰ったりすることが多く、仲がよかった。
そんな2人とも大学生になって以来なかなか会える機会がなかったので、私は二つ返事でいいよと答えた。
今日の夜に、彼らはやってくる。久しぶりに会えるのですごく楽しみだ。

「もうすぐ着くわ」

最寄り駅に彼らが着くとのことで、迎えに行くため家を出た。
駅に着くと、彼らが歩いてくる私を見つけぶんぶん手を振っている。
小走りで彼らのところに駆け寄ると、変わらない2人が迎えてくれた。

「マナ久しぶり!!元気やった?」
「なんか都会の人やなあ、いつの間にか!」
「えー?なんもかわらんよ!ちょっと遠かったやろ?ごめんね」
「全然!急に泊めてとかごめんな」
「遼がホテル代浮かすためにマナん家泊めてもらおうやとか言い出したくせに」
「は!お前もすぐそれいいって話乗ってきたやんか!」

高校生のときと何も変わらない掛け合いに笑みがこぼれる。

「はーい、泊めてあげるかわりに晩ご飯おごってな!行くよ~」
まだ言い合っている2人を仲裁し、駅近くの居酒屋に向かった。

*****

居酒屋でたらふく食べて飲んで、心地よく酔っ払った私たちは、私の家に到着した。

「おじゃましまーす」
「マナん家初上陸~!あれ、まあまあきれいにしてるやん」
遼が私を見て意外そうに言う。
「2人が来るっていうから1日かけてきれいにしたもん」
「やっぱいつもは汚いんやな~!!」
「もう、うるさい!」
遼を小突くと、後ろからもう1人が、
「ほらもう早く入れよ、俺いつまで玄関に立たせとくつもりやねん」
とごねる。
「あ、こいつおるん忘れてたごめん」
「うわ、だる!」

やっぱり2人といるのは楽しくて、ずっと笑っている。
こんな風に毎日一緒にいられたのが懐かしく、2人と友達でいれたことが今さらながらうれしくなってくる。

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