厳しくも愛情あるシェフに激しく貪られる調理台の上の子羊 (ページ 2)

「疲れた…」

ディナータイムが終わって、掃除をやり遂げて、やっと一日が終わった。

ぴかぴかに磨き上げたステンレスの調理台に、突っ伏すとそのまま眠ってしまいそうだ。

「なんて、カッコしてんだ」

後ろから利人さんの声が聞こえる。

慌てて体を起こしたら、逞しい腕に包まれた。

「誘ってんのか」

「違います!ただ、疲れてただけで…」

突然のバックハグに、ドキドキが止まらない。

「だったら、きちんと家で休め」

ぽんぽんと頭を撫でる手が嘘みたいに優しくて戸惑う。

利人さんじゃないみたいだ。

「今度、俺のキッチンでケツ突き出してたら、遠慮なく犯すからな」

前言撤回。

ちっとも優しくない。

「なっ…セクハラですよ!」

「ぷりぷりしたケツを突き出してる方がセクハラだろうが」

そう言いながら、利人さんがわたしのお尻を撫でまわした。

「ひゃ…お尻、触らないで、ください…」

「仕事、辛いか?」

「ふぇ…?…」

コメント (0)

コメントを書く