星空と山歩きを楽しむはずが夜のテントで何度もイかされて、気づけば自分からおねだりしていた (ページ 3)

「は、はぅ……」

 息を切らし、もうろうとしている雅美を抱きしめる涼太も、呼吸を乱していた。二人はしばらくの間、抱き合いながら余韻にひたった。

 たかぶりが落ち着くと、雅美はハッとして涼太をにらんだ。

「もうっ。明日は山歩きなのに、こんなに疲れちゃってどうするのよっ」

「なんだよ。自分だって楽しんでたのに」

「それは……だって……」

 痛いところを突かれ、口ごもる雅美。もごもごしていると、ポンと涼太の手が頭に置かれた。

「ごめんごめん。先に手を出したのはこっちだったな」

「そう。そうよ、その通りよ。反省してよね」

「ま、反省はするけど後悔はしてないな。だから……」

 もう一回付き合って、と押し倒される雅美。

 雅美は目を白黒させながら、覆いかぶさってくる涼太を押しのけようと腕を突っ張った。

「だ、だめよ。これ以上したら明日は歩けないわ!」

「大丈夫だよ。おまえ、けっこう体力あるから」

「適当なこと言わないで……あっ、いやぁ……っ」

 チュッ、と胸の先端にキスを落とされたとたん、雅美の身体の芯に再び官能の火が灯る。

「本音を言うと星空の下で……なんて思うけど、それはさすがになぁ」

「当たり前よっ」

「だから、星空は心の目で見てくれ」

 今度は唇についばむようなキスをされる。涼太と目が合った時、雅美は彼の瞳に満天の星空を見たような気がした。

 ふと見とれたわずかな瞬間に、涼太の指に秘裂をまさぐられる。

 ニチャ、というねばついた水音に雅美は我に返った。

「待って……あっ、ああッ」

 制止の声もむなしく雅美は脚を大きく広げられて、まだ濡れている蜜壺へ肉棒をねじ込まれた。

 ほてり始めていた身体にその刺激は充分なきっかけとなり、雅美は再び官能の嵐の中に放り込まれた。

 先ほどの絶頂の感覚を身体はまだ覚えていて、早くあそこまで連れて行ってと腰が勝手に動く。

 涼太もそれにこたえるように、より深く雅美を責めた。

 グチュッ、ニチャッ、グチュゥッと涼太に突き上げられるたびに、テント内にみだらな水音が鳴る。それに合わせて雅美のあえぎ声も響いた。

「はぅっ、涼太、涼太ぁ……あぁんっ、あっ、んくぅっ」

「く……これで終われる気がしないな……」

「だめぇ……あんっ、やっ、んぁっ、ああぁッ」

 結局、涼太の気がすむまで肉棒をくわえ込まされた雅美であった。

 翌日、ほとんど寝ていないにも関わらず雅美は朝から元気に山歩きを満喫し、逆に涼太は始終疲れ気味だったとか。

-FIN-

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