好きだった幼馴染に浮気の手伝いを頼まれた俺は激情のままに… (ページ 3)

えっ、と短くつぶやいた唇を、もう一度自分の唇で塞ぐ。

グロスなんてほとんど塗ってないのだろう、甘いにおいが微かにするだけのそれは泣きたくなるほどに柔らかかった。

最初は啄むように、そしてだんだんと深く。

「んっ……は、んぅっ」

「……ん」

くちゅ、と水音が鳴った瞬間、美月の顔がかっと赤くなった。

それが可愛らしくて、少し意地悪な笑みがこぼれる。

そのまま、手のひらを体のラインに這わせるように滑らせていく。

柔らかな丸みを帯びた頬から、首筋を通り、華奢な肩、細い背中、そして腰へ。

「んんっ、ぷはぁっ、んんん……っ」

逃れようとしているのか、ゆるゆると肩が押される。

後頭部に手を当てて、逃がさないと伝えれば、涙の滲む目と目が合った。

するり、と丸い尻を撫で上げれば、ぎゅっと瞼に力が入って、体がびくりと震える。

今度は腰をくすぐるように撫で上げ、そっと胸元に手をやれば、だんだんと体が強張っていくのが分かった。

手の平に少し大きいくらいの胸が、憲太の肌を柔らかく跳ね返す。

痛くないようにと優しく揉み上げながら、少し力を入れた舌で上顎をなぞり、歯列を余すことなく撫でまわし、怯えて引っ込んだ舌を絡めて引っ張り出す。