好きだった幼馴染に浮気の手伝いを頼まれた俺は激情のままに… (ページ 5)

そっと舌を耳の穴に差し込みながら、そっとワンピースのチャックを下ろす。

くちゅくちゅと直に響く耳元の音に、きゅうっと目を閉じて肩を強張らせる美月が愛おしくて、憲太は目を細めながらもブラウスのボタンをゆっくりと外し始めた。

露になった鎖骨あたりに唇を移す。

「やっ……あ、んんっ、やだあ……!」

「可愛いぜ、すごく……」

「かわいくっ、なんか、んぁ、ないっ……」

「可愛くないはずないだろ……触れたくて、仕方なかったのに」

そう言いながら、ちゅ、ちゅ、と胸元へと唇を動かしていく。

肌に触れるたび、ぴくっ、ぴくんっ、と体を跳ねさせる美月の姿が、だんだんと自分から余裕を削り取っていくのを感じながら、手探りでボタンをはずしていく。

ブラウスのボタンが全て外れると、ようやくキスをやめ、憲太はそっとシャツをたくし上げると、下着に包まれた柔らかい膨らみに唇を落とした。

「ふぁ……」

「やわらか……ふかふかしてる……」

そのまま、柔らかさを堪能するかのように唇で軽く食んだり、頬を摺り寄せたり、時折悪戯するように舌で触れたりしながら、少しずつ少しずつ膨らみの先端へと辿っていく。

「あ、ぅう、んんんっ、ひぁ……や、も、やぁ……」

緩やかな拒絶を素知らぬ態度で無視する憲太に、つう、と知らず涙が伝う。

しかし抗いがたい快感を施されているのも事実で、きゅう、と痛みを訴える胸が辛くて。

「やさしくしないでっ……ひどく、してよぉ……!」

「どうして? 俺の勝手だろ」

「う、だ、だって、ひどく抱いてくれなきゃ……好きに、なっちゃうよぉ……」

まだあの人のこと、想っていたいのに。

そう告げられたような気がして、憲太は一瞬だけ泣きそうな顔をした後に、そっと美月の頬を滑る雫を舐めとった。

「好きになってくれたら……万々歳だ」

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