同窓会で再会した友達以上恋人未満だった彼と2人で飲み直していたら… (ページ 3)

(…なんか、ドキドキしちゃうな〜)

恭の車に乗りマンションへと向う途中、コンビニでお酒やお菓子を購入した。

部屋についてからは、お酒を飲みつつ高校時代の卒業アルバムを見たり、お互い好きだったCDを聞いて熱く喋りあった。

そうして、お互いある程度酔いが回った頃…

「俺さ…本当は、今日お前目当てで参加したんだ」

「…えっ?」

その瞬間、恭の手が伸びてきて気づけばキスされていた。

私は驚き、思わず恭の体を突き飛ばそうと手に力を込める。だが、当然ながらビクともしない。

ピタリッと吸い付き、呼吸する暇を与えてくれない。

「……ん…ふっ……」

(ダメっ……頭が、クラクラするっ!)

ようやっと唇を離してもらえた頃には、雛子の体はグテッとなり恭にもたれかかる。

「恭ぅ………」

「雛子…好きだっ」

そう言うと恭は、私の耳元で喋り出す。

「…あの頃から、ずっとお前だけが好きだっ」

恭の優しく甘い声にドキドキしつつ、くすぐったくて身をよじれば、拒否されたと思ったのか、勢いよくそのまま押し倒される。

そうして恭の顔がふっと近づくと、またキスをされる。

「…もぅ、待てない。雛子の全て……俺に頂戴?」

そこから堰が切れたように、恭からのキスの嵐が止まらなくなる。

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