恋愛対象から一番遠い親友に告白されて正直な気持ちを伝えたら…決して叶わぬ恋 (ページ 6)

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莉子が好きなのは、

俺じゃなくて、俺の友達。

全部全部分かってて言ったんだよ。

それでも俺を選んでほしかったから

『…これからも、友達でいよ?』

やめてくれ…

『渚とは付き合えないけど、その…嬉しかったよ、好きになってくれて、ありがとう…』

その優しさは、あまりに残酷だった。

どんなに願っても莉子の心は手に入らない。

それならもういっそ、ボロボロに、

壊れてしまえばいい

『嫌っ‼︎やめて…っ!…くん、助けッ…』

なんでアイツなんだよ…

俺の方が莉子を愛してるのに…

『あぁぁッ‼︎痛いッ…やめ…てぇ…』

ごめん、ごめんな…

でももう今更引き返せねーんだよ

好きなんだって

なんで分かってくれねーんだよ…

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