男子生徒に襲われかけた新米教師を助けたのは…ぶっきらぼうな言動に垣間見える甘い告白 (ページ 7)

「いた、い、あっ、あっ…」

「ごめん、ちょっと我慢して」

「なんで、動くの、痛いっ、あっ、ん…」

「そりゃ、気持ちいいからだよ…」

苦痛に悶える私の頭を、安心させるようになでてくれる。

荒い吐息の中で、ごめんね、と囁きながら。

歯の間から濡れた舌が潜り込んでくる。

口の中を柔らかく荒らされて、身体の奥がぎゅっと反応すると、彼が息をのんで。

やば、と小さく呻いた。

「俺は、ずっといいなと思ってたよ」

「そうなの?」

「可愛いし、教え方うまいし」

すっかり暗くなってしまった帰り道、人気のない通りを並んで歩く。

「たださあ、俺が言うのもなんだけど」

ふいに、彼は不満そうに私を見ると。

「隙だらけなの、どうにかして」

ぼやきと共に、年相応の、甘えるようなキスをくれた。

-FIN-

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