ストーカーにオモチャでイかされ初めてまで奪われちゃう…!! (ページ 4)

10分以上は、そうしていただろうか。

 私は漏れる喘ぎ声と艶声を止められず、類さんの息遣いも乱れていた。

 そしてとうとう、その時が来た。

「イクぞっ…!俺が、初めて、お前のアナルでイクんだ…!」

 後ろの穴の中で、それがびくびくと脈打った。

 私は不自由な体で、仰向けになろうとして、ベッドから落ちてしまった。

「大丈夫か?」

「ねぇ、暴れたりしないから、外して…」

 思いもかけずあっさりと、類さんは戒めを解いてくれた。

 ふと思い出したように、類さんは言った。

「すまなかった」

 そして、こう続けた。

「俺の気持ち、分かってくれたか?」

 さっきまでの激情が嘘のように、類さんは静かに話しかけてくれた。

 ああ…私の知っている彼だ…。

「もう2度と、お前を傷つける真似はしない」

 真摯にうなだれる彼を見て、本当に信じていいのだと感じられた。

「俺がどうかしてた。お前以外の女の子には、こんな気持ちになったことがないんだ。1度だけでいい、俺を信じてくれ」

 試しに、私からそっと寄り添ってみると、優しく体に手を回してくれる。そっと瞼にキスしてくれる。

 思春期の自分たちが帰ってきたように思えた。

 優しい抱擁とキスに、忘れかけていた情欲を思い出した私は…。

「類さぁん…私は、まだ…。」

 自分でも聞いたことがないほど艶っぽい声で、ねだっていた。

 そして私は、自分から、前の穴をあらわにした。

 そこはすでに、天然のローションで濡れそぼっていた。

 類さんは、穏やかな笑みを見せた。

「そうか、分かった。でもな、千夏。男は一回イッたら、また勃つまでに時間がかかるんだ。それまで、これで我慢しろよ」

 そう言って類さんが手に取ったのは、さっき、散々私を弄んだバイブだった。

 もう一度、あの激しい快感の波に溺れたい。

 それも今度は、無理矢理ではなく、自分の意思で。

「ねぇ、早くぅ…」

「しょうがないな、この淫乱娘」

 これから先のことは、分からない。

 今夜はただ、この人と、抱きあいたいと思っていた。

-FIN-

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