翻弄される度に経験値の差を感じて…白衣で繋がる独占欲 (ページ 8)

「美歩っ…」

「はあ…剛、さんっ」

体を倒した先生が、覆い被さるようにして私を抱き締める。

両腕を背中に回されて、まるで身動きが取れない状態で、動かされる。

それが少しだけ恐くて

でも、それ以上に愛しくて

離さないでって、思う。

「美歩のナカ、きもちいっ…ずっと、こうしてたい」

「わたし、も…」

「美歩っ…!」

抱き締める力がまた強くなった。

痛いくらいに。

私も背中に回した手で、白衣をさっき以上に強く握り締める。

しばらくして、一番奥で先生の動きが止まった。

互いに抱き合った状態のまま、先生が首筋からゆっくりと顔を上げた。

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