彼氏にフラレて雨に濡れていたら荒々しく唇を奪われて…涙の質が変わる時 (ページ 2)

「ふ・・ンッ」

慎の唇が、真琴の首筋を下へと伝い、胸の膨らみにあたる。

「慎・・ちゃ」

真琴が体をこわばらせる。

「・・ずっと、真琴だけを見てた。あいつを好きでも構わなかった」

でも、もう我慢できない

「あいつの代わりでもいい。真琴、お前が欲しい」

反らせないほどの強い眼差し。

「だけど・・もし、真琴がいやなら・・無理強いは、しない」

しばしの沈黙の後。

真琴が、消えそうな声で、答えた。

「いやじゃ・・ないよ」

慎の唇が、真琴に激しく襲いかかる。

真琴を食べ尽くすかのような、熱いキス。

「んぁ・・ッ」

唐突に唇が離れた。

「・・とにかく、屋根のあるところに行くぞ」

慎が強引に真琴の手を摑み、雨の中を走り出す。

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