生意気な可愛い後輩、実は溺愛体質のツンデレで甘々執着系でした (ページ 6)

甘い熱がじわじわ広がって、強張っていた身体から少しずつ力が抜けていく。
こんなに綺麗で可愛い顔をしているのに。

時折こちらを見下ろす熱を孕んだ視線は、獲物を逃がさない肉食獣みたいだ。
「あ、あ…や、ああん」

ゆっくりゆっくり私の中を出し入れしてその度にヌポヌポといやらしく音を立てる。
熱を帯びた身体が触れ合うたび、甘い吐息が混ざり合った。

最初は確かめるみたいに慎重だった春翔の動きも、次第に余裕を失っていく。
「……っ、は……」

耳元で掠れる呼吸。抱き締める腕に力がこもるたび、彼の熱が容赦なく伝わってきた。

荒くなる息。滲む汗。春翔が腰を動かすたび、じわじわと理性が溶かされていく。
「っ、あ……や、ぁ……」あまりの刺激に、甘い声が漏れた。

「……涼花」
掠れた声で名前を呼ばれ、さらに胸が熱くなる。最初は優しく確かめるみたいだった動きも、次第に熱を帯びていく。

絡み合う吐息。速くなる鼓動。
「っ……春翔…」
余裕を失った呼吸が、互いに重なる。

春翔も苦しそうに息を吐きながら、私を抱き寄せる腕へさらに力を込めた。その熱に煽られるみたいに、胸の奥まで甘く痺れていく。
やがて、張り詰めていた熱がゆっくりほどけていった。

静かな部屋に残るのは、重なり合う荒い呼吸だけ。
「……っ、はぁ……」
息を整えようとしても、心臓が早鐘のように激しく鳴る。

春翔も肩で息をしながら、「やば……涼花、可愛すぎて死ぬかと思った」と、ぎゅっと抱き寄せてきた。

「な、にそれ……」
力が抜けて笑ってしまう。
すると春翔が身体を起こし、乱れた髪をそっと耳へかけた。

優しい指先。さっきまであんなに激しかったのに、今は壊れ物を扱うみたいに大事そうに撫でてくる。

「涼花」
低く甘い声。

次の瞬間、ちゅ、と軽く唇が重なる。
一回だけじゃ終わらない。舌を絡める深いキスを何度も繰り返しながら、春翔は幸せそうに目を細めた。

「……愛してる」
真っ直ぐすぎる声に、胸がぎゅっと締め付けられる。

「私も……」
そう返した瞬間。春翔が嬉しそうに笑った。

「やば、今の録音したい」
「は!? やめて!」
「えー、だって今、俺めっちゃ嬉しいんだもんっ」

思わず笑ってしまう。そのまま春翔は私を腕の中へ閉じ込めると、満足そうに頬を擦り寄せた。大型犬みたい。

「……今日はもう帰さない」
「え」
「いっぱい抱きしめる」

そう言って、春翔は子どもみたいに嬉しそうに笑ったのだった。

-FIN-

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