頼りないはずの同僚が豹変する瞬間。普段の姿からは考えられないセックスに…
キャラクター設定
登場人物をお好きな名前に変更できます。
milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。
頼りないはずの同僚が豹変する瞬間。普段の姿からは考えられないセックスに… (ページ 1)
「麻衣に言いたいことがあるんだ」
駅までの帰宅途中、同僚の薫は突然そう言って私を呼び止めた。
「何?急がないと終電行っちゃうよ?」
「俺、麻衣のことが好きなんだ。よければ付き合ってほしい」
「え?」
いつもとは違う、薫の真剣な眼差しに私は少し動揺する。
同じ時期に入社した薫と私は歳は一つしか違わず、同じ部署で働いているためよく一緒に作業をしていた。
しかし、こう言ってはなんだが正直…仕事は私の方が出来ると思う。
薫は少しばかりおっちょこちょいなところがあり、よく凡ミスをしては上司から怒られてしまい、私はそのフォローにまわることもあった。
一方で私は一応チームのリーダーなども務め、特別手当などを貰ったこともある。
そんなこともあり、いくらよく一緒にいる薫と言えど、恋愛的な目で見ることは一度も無かった。
見た目も顔は整っているけれど、どこか頼りない感じがして、弱弱しく見える時もある。
これをきっかけに仲が悪くなってしまうのは嫌だったが…私は少し間をおいて俯いた後、薫に断る意思を伝えた。
「薫…ごめんだけど、私…」
「俺が頼りないのは分かってる!でもちゃんと変わるし、麻衣を大事にするから!お願い…お試しでもいいから付き合ってくれないかな…?」
「えぇ…」
再び薫の真剣な目に見つめられ、押しに弱い私は結局「わかった…」と静かに返事をしてしまった。
それから二週間程が経ち、私達の関係性は特別変わったことは無いものの、土日などの休みにはよく一緒に出掛けるようになった。
お試しということもあり、よくあるデートプランのように水族館に行ったり、映画に行ったり…。
それ自体は楽しいと思っていたのだが、やはり薫に対しての「頼りない」という気持ちはまだ拭いきれない。
もう一度デートをしてみて、あまり進展がなかったら改めてお断りをさせてもらおうと思った。
*****
最後になるであろうデートプランはお酒も飲めるビアフェス。
ビール大好きな私には天国のようなイベントだ。
「はい!麻衣の分!」
「ありがとう!」
薫が代わりに買いに行ってくれた、大きなグラスに注がれた美味しそうなビールに二人で舌鼓を打ち、ステージのショーを見つめる。
祭の雰囲気の中で飲むお酒ってなんでこんなに美味しいのだろう。
私はペースが上がり、2杯3杯とぺろりと飲み干してしまった。
コメント (0)