ゲームに夢中でつれない彼女にエッチないたずらしちゃいます!
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ゲームに夢中でつれない彼女にエッチないたずらしちゃいます! (ページ 1)
「美咲。もしかしてうちにゲームやりにきてる?」
俺のベッドにもたれるように座っている美咲は、ゲームのコントローラーを握り締め、テレビ画面を見つめていた。
バトルシーンの派手なエフェクトが美咲の大きな目に反射してキラキラと輝いて見える。
真剣そのもののその様子を隣から見ているのも悪くないけれど、二週間ぶりのデートなのに、これではあまりにも俺が寂し過ぎる。
「ココア入れてくるね」
美咲にそう声をかけて隣を離れたのは数分前。
湯気の立つマグカップを持って戻ってきても、美咲の状況はさっきから一ミリも変わっていなかった。
美咲はココアが三度の飯より好きなので、少しはで気が引けるだろうと思ったけれど、失敗だったらしい。
俺は美咲のマグカップを狭いテレビ台の端に置き、自分用に淹れたホットコーヒーを啜る。心なしかいつもよりも苦い。
「美咲もゲーム買えばいいじゃん」
寂しさも呆れも通り越して、嫌味っぽい言葉が漏れてしまう。
「んー?」
ようやく返事が来た。
完全な空返事だったけれど。
矛盾するようだけど、聞こえていなくてよかったと思う。もし俺の言葉を真に受けて、本当にゲーム機を買われてしまったらデートの頻度は今よりももっと下がるに違いない。
美咲の中の優先順位を考えて、俺は心の中で泣いた。
「美咲」
付き合って三年になる彼女の名前を呼ぶ。
付き合う前や付き合った直後は清楚で恥じらいも強かったのに、三年間でずいぶん変わってしまった。
ノーブラ丸わかりのシャツの上に、ふかふわもこもこのパーカーを羽織っている。セットアップの短パンからは生脚のほとんどが丸出しだ。
気を許してくれているのは嬉しいが、男としてはもうちょっと警戒してほしいというか目の毒というか。
「きゃう!?」
一向に俺の方へ意識を向けようとしない美咲に焦れて、その隣に座って、美咲の体を抱き上げて自分の膝の上に座らせた。
美咲は一瞬だけ猫みたいな甲高い悲鳴を上げたが、意識はまだテレビ画面にある。
美咲の柔らかな髪越しに俺も画面を見てみると、大ボス相手にかなり苦しい戦いをしていた。
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