お風呂でいたずらマッサージ。いつもは優しい彼、なぜだか今日はいじわるモード…!?

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お風呂でいたずらマッサージ。いつもは優しい彼、なぜだか今日はいじわるモード…!? (ページ 1)

湯気の立ちこめるバスルームに、ちゃぷんと水音が響く。 

 肩までお湯に沈んだ私は、湯気の向こうにいる慧の姿から目をそらしていた。

「唯、力抜いて」

 優しい囁きにビクッと肩が跳ねる。

「べ、別に力なんて入れてない…っ」

「嘘。肩、カチカチ」

 ふっと笑った慧が、後ろからそっと肩に手を置いた。
 熱を帯びた大きな手が、私の肩をゆっくりとほぐしていく。

「…んっ」

 くすぐったさと、心地よさに思わず甘い吐息が漏れる。

「仕事で疲れてるのに、無理してるでしょ?」

「そんなこと…」

 否定しようとするけれど、慧の指がゆっくりと肩甲骨のあたりをなぞり力が抜けてしまう。

「ん…慧…」

「いいね。素直」

 慧の指にぐっと力が入る。
 痛気持ちいい感覚に、思わず薄く唇が開く。

 オレンジ色の照明が霞んで見える。

 お湯より熱い慧の手が、体の色んなところを揉みほぐす。

「…ねぇ、ちょっと恥ずかしいかも…」

「何が?」

 わざととぼけた声が耳元で響く。

 大きな手が私の腰を、太腿を、それから内腿を揉んでいく。

 時どき際どいところに触れながら、揉んだりさすったり「マッサージ」は続く。

「変な声出すなよ。俺、マッサージしてるだけなんだけど」

「で、でも…」

 ゆっくりと私のイイところを探るような動きに、くすぐったさと別の感覚が入り混じる。

 熱くて大きな手が肩から徐々に腰へとくだり、私は思わず慧の顔を見上げた。

「…っ、ね、そこ…なんか、なんかね…?」

「リラックスして」

 湯の中で私の体をそっと引き寄せる恋人の手に、言葉にならないゾクゾクが背中に走った。

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