セフレの関係だと思っていたら、どうやら違ったみたいで…? (ページ 2)

「…っ」

「朔奈?…っえ!ちょ、泣いてんの!?…どうした?」

どうしたもこうしたも。
好きだからセフレがつらい、なんて言えるわけない──潮時だ、と漠然と思った。
これ以上は、無理だ。

「っねぇ…もう、セフレやめよう」

「は…?セフレ…ってなに」

「え?」

時が止まったような間があって、互いに困惑したように見つめ合う。
え、もしかしてセフレですらなかった…?とまた涙が滲んできた瞬間。

「えっ、俺たち付き合ってるんじゃないの!?」

という彼の声が響き渡った。

「ほんっとーーにごめん、俺の言葉も行動も足りてなかった」

「いや…私こそ確認不足だったっていうか…?」

あれから少し話してみると、なんと彼と私は既に付き合っていた、らしい。
確かに最初キスする前に好きだと言っていたけど、私はてっきり前戯だと勘違いしてしまっていた。
彼曰く両想いだったことに舞い上がってつい求めすぎていたらしい。

「え、じゃあ…本当に付き合ってるの?私たち」

「と、思ってたんだけど…朔奈、もっかいちゃんと伝えさせてほしい」

そういって私の手を取りまっすぐこちらを見る目にどきりとした。

「好きです。俺と、付き合ってくれませんか」

「っ、…はい。私も、竜太が…好き」

よかったぁ…と私を優しく抱き締める彼に愛しさが募る。そっか、付き合ってるんだ私たち。

「ねぇ、朔奈」

「ん?」

「ちゃんとさ、色んな所デートで行こうな。それから…お互いに好きって分かりながら繋がり合いたい」

「ッ」

「…こういうのががっつきすぎって言うんだよな…ごめん、忘れて」

「ぃ、…ょ」

「え?」

「むしろ、今からでも繋がりたい、かも」

顔が熱い。
でも、気持ちが通じ合ってると分かった今こそ繋がりたいと心から思ってしまった。
ぎゅっと抱き締め合うと、先程までの行為の余韻が、また熱を持ち出す。

「シながら、好きっていっぱい言い合いた
い」

軽くキスをすると、驚いた顔をした彼がふわりと笑って私を抱き締め返した。

夜にこんなに胸が高鳴ったのは、初めてかもしれない。

-FIN-

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