コンプレックス持ちの私に起きたハプニング!それがきっかけで始まる彼の家で甘々エッチ

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コンプレックス持ちの私に起きたハプニング!それがきっかけで始まる彼の家で甘々エッチ (ページ 1)

今日も私は、大きめサイズの服を着る。
全ては、胸の大きさを他人に悟られないためだ。

昔から、この胸の大きさがコンプレックスだった。
人によったら自意識過剰だ、と嘲笑ってくるかもしれない。

だけど、私にとってはそれが一大事なのだ。
胸を見られていると思うと、恥ずかしさだけでなく心臓が強く脈打ってしまう。
何度か呼吸も苦しくなって、倒れたこともあったっけ…。
 
上司の遙さんはとても紳士的で、世話焼きな人として有名だ。

「遙さん。資料作成とメールの送信、終わりました」
「ありがとう。早速確認するわ」

私が資料を手渡すと、彼は爽やかにそれを受け取った。
 
休憩室では、女子社員が遙さんの話で盛り上がっていた。
好きな女性のタイプはどんな人とか、プライベートは何をしているのか、とか。
…そういえば、遙さんのプライベートな部分を知る人って、あまりいないような…?

「どうした? ぼーっとしながら歩いて」

廊下で考えながら歩いていた私に、遙さんが話しかけてきた。

「いえ、特に何も」
「そうか。体調が悪いようなら言えよ? ある程度フォローはするから」
「ありがとうございます」
「お前は人よりも頑張り屋なんだから、無理するなよ」

彼の言葉に、私はぺこりと軽く頭を下げる。
そんな普通にあるような、部下と上司という関係。

だけど、その〝普通〟が一部の者には不快だったようで。
気に入らない、と私に対する陰口を叩く者もいたらしい。
そんな彼女たちが私に行ったとある悪戯。
それがきっかけで、あんなことになるなんて。

「コーヒー持ってきてもらえる?」
「もちろんですぅ。遙さんの頼みならっ」

その女子社員は嬉しそうに媚びるような声音で返事をした。
ああいう小柄でイマドキな娘が、ああいう態度をとっても可愛らしく見える。
だから、誰もが微笑ましく見ているだけだった。

「お待たせしまし──きゃあっ」

ふと、女子社員が足をひねらせて盛大に転んだ。
その拍子に用意して運んでいたコーヒーをぶちまける。
目の前にいた、私の着ているブラウスやスカートに。
熱々のコーヒーは太ももに軽いやけどを負わせただけでなく、白いブラウスに特に染み渡った。

「おい、大丈夫か!?」

急いで遙さんが私の元へ駆け込んでくる。

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