彼の前でオナニーさせられて、イく寸前で何度も寸止めを繰り返されたその後は…。 (ページ 5)

「はぁっ…はぁっ…」

拓真の荒い息が聞こえる。

ぬるんっ…と拓真のモノが抜かれて、アソコから蜜が溢れるのを感じた。

ゴソゴソと拓真が後処理をしている音が聞こえる。

身体を動かせる体力が残ってなくて、ガクガク震える脚を開いたまま、天井を見つめて放心していると、しばらくして、ガチャガチャとベルトを締め直す音がした。

あ、終わっちゃった…。

そんなことをボンヤリ考えていると、ふと、頭上から拓真の声がした。

「サキ、俺もう帰らなきゃ」

その声に、私はハッとして拓真を見上げた。

「…もう?」

「うん、今日電車だし」

呆然とする私を気にすることもなく、拓真はさも当たり前のようにそう言って微笑んだ。

「…泊まっていかないの?」

思わず身を起こして、縋るようにそう言ってしまう。

「うーん、明日用事あるし…。サキはゆっくり休みな」

拓真はそう言って、きっとボサボサに乱れた私の髪を軽く撫でて、玄関の方へ身体を向けた。

「拓真っ…」

咄嗟に行こうとする拓真の手を掴むと、きょとんとしたの表情の拓真と目が合った。

「なに?」

そう微笑まれて、胸がぎゅっと締め付けられた。

「…次、いつ会える?」

声を絞り出して縋るようにそう聞くと、拓真は少し考えるような素振りをして、それから笑顔を見せた。

「また連絡するよ」

そう言って、掴んだ手を解かれた。

拓真はそれから、真っ直ぐにドアの方へと進んでいって、一度もこっちを振り返らなかった。

パタンッ…と静かにドアが締まるのを、私は呆然と見届けた。

-FIN-

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