彼に看病してもらってたらエッチな気分になってしまって、慰めてもらっちゃいました

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彼に看病してもらってたらエッチな気分になってしまって、慰めてもらっちゃいました (ページ 1)

「ただいまゆずー。具合どうだー?」

同棲中の彼氏である泰雅くんが、そう言いながら寝室の扉を開けたのが分かって、私はベッドに横になったまま声のする方へ身体を向けた。

「おかえり泰雅くん…。朝よりはもう楽になったよ」

私はそう言って彼に笑顔を向ける。

突然の風邪を拗らせてしまった私は、今日一日寝込んでいたのだ。

「そっか、ならよかった。お腹空いてる?お粥と桃缶あるけど」

そう言われて、そう言えば今日はろくに食べてないことを思い出した。

「桃がいいー」

「了解ー。ちょっと待ってろよ」

泰雅くんはそう言って、私の頭を撫でてから部屋を出て行った。

*****

「ハイあーん」

そう言いながら桃を差し出されて言われるがまま口を開けると、一口分の桃が口に入れられて甘い味が広がった。

「…おいしいー」

「ちゃんと食欲あるな。よかったよかった!」

そう言う泰雅くんの笑顔にキュンとしてしまう。

身体もすっかり軽いし、この分だときっと熱も引いてるだろう。

そう思いつつも、甘やかされるままに桃を食べさせてもらう。

「…なんか、まだちょっと怠そうだな。もう少し寝てれば?」

桃を食べ終わってから、そう言われてハッとした。

甘えたくて気怠そうに振る舞ってただけなのに、裏目に出てしまった。

もっと一緒にいて欲しいのに…。

「…泰雅くんっ…!」

食器を片付けて立ち上がろうとする泰雅くんを、思わず上体を起こして呼び止めた。

「…?どうした?」

少し驚いた表情を向けられて、次の言葉に詰まってしまった。

「…えっと」

何か構ってもらう口実を必死に考えて、咄嗟に口を開いた。

「汗でベタベタしてて、気持ち悪いから…、身体を拭いて欲しいな…って…」

ドキドキしながらそう言って泰雅くんを見つめる。

「あー…、そっか分かった。タオル濡らしてくるから、ちょっと待ってろよ」

そう言って泰雅くんが部屋を出て行ってから、なんだか無性に身体が熱くなって堪らなくて、ぎゅっとシーツを握った。

もうちょっとだけ甘えたかっただけなのに、なんだかどんどんエッチな気持ちになってきてしまってる。

そんなことを考えていると、濡れタオルを持ってきた泰雅くんが戻ってくる気配がして、思わずドギマギしながら後ろを向いてしまった。

「背中、拭いていい?」

そう聞かれて、精一杯平然を装って「うん…」とだけ返すと、背中の服を捲られて生温い濡れタオルを滑らされてゾクっとした感覚が身体を突き抜けた。

やっぱり身体が熱くて、ドキドキして止まらない。

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