ツイてない一日の最後に憧れの上司と思わぬ展開に…頼れる上司の意外な一面を知った夜

キャラクター設定

登場人物をお好きな名前に変更できます。

milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。

ツイてない一日の最後に憧れの上司と思わぬ展開に…頼れる上司の意外な一面を知った夜 (ページ 1)

今日は本当にツイてない。

朝から目覚ましのアラームが鳴らず、寝坊していつもの電車に乗り遅れてしまった。

遅刻はしなかったものの、バタバタしてロッカーの中でバッグの中身を盛大にひっくり返した。

仕事ではミスをしてしまい、憧れの上司である宮崎さんに迷惑をかけてしまった。

ミスの処理の為、残業してやっと帰路につくも自宅の最寄駅に着いた所で雨が降ってきた。

バッグの中で折り畳み傘を探すが、見当たらない。会社のロッカーに置いてきてしまったようだ。

仕方ない、帰ってすぐシャワーを浴びればいいかと家まで走って帰ることにした。

途中で雨足が強くなり、思いのほか濡れてしまった。

早くシャワーを浴びて暖まろうと、いつも家の鍵を入れているバッグの内部ポケットに手を入れると、鍵がないことに気づいた。

バッグの中や衣服のポケット等全て探したがどこにもない。

恐らく今朝バッグの中身をひっくり返した時にロッカーの中に落としたのだろう…最悪だ。

会社に引き返す為、駅に向かう道へトボトボと歩いていた時だった。

「秋山…?」

「え!宮崎さん?なんでこんな所に?」

名前を呼ばれ振り向くと、憧れの上司がそこにいた。

宮崎さんは傘を傾け私が濡れないようにしてくれる。

「なんでって、家が近くだからだよ。秋山も家この辺なのか?」

「はい。でも家の鍵を会社に忘れてしまったみたいで…今からまた会社に戻るところです」

「今からか?今から会社まで戻ってたら終電なくなるだろ」

「あ、もうそんな時間か…」

「雨も今からひどくなるみたいだし…。しかもお前びしょ濡れじゃないか、風邪ひくぞ。秋山が嫌じゃなかったら俺の家くるか?」

「えっ…!いいんですか…?」

「ああ、いくぞ」

相合傘をする形で宮崎さんの家に行くことになった。

散々な一日だったけど、まさかこんな展開になるなんて!

*****

宮崎さんの家に着いてすぐシャワーを浴びるよう促されたので、お言葉に甘えて先にシャワーをお借りした。

着ていた服は下着までずぶ濡れだったので、洗濯させてもらっている。

宮崎さんが服を貸してくれたが、サイズが大きいのでダボダボだし、下着も洗濯してしまったのでノーブラ、ノーパンの状態だ。

コンビニに下着を買いに行くか、でもこの格好じゃ外に出れないしどうしようと考えていたら、宮崎さんがシャワーを終えて出てきてしまった。

コメント (0)

コメントを書く