足を怪我したドSな彼に看病という思いもよらぬ焦らしプレイを仕掛けられる (ページ 7)

波が収まるまで響にしがみついたままやり過ごす。

いつもならそんなの待ってはくれないのに、今日に限っては違っていた。

「…落ち着いた？」

「ん…」

ゆっくりと身体を離して彼の方を見やれば、にっこり微笑まれた。

なんだろうとしばらく見つめていると、

「今日は日和がしてくれるんでしょう？」

改めてそんな事を言われてしまい、少したじろぐ。

けれど響は今、思うようには動けないんだから…わたしがするしかないのだった。

「う…ん…」

ゆっくりと腰を持ち上げる。

中を擦られる感触に再び背筋が痺れたが、腰を下せば奥に当たって思わず熱い吐息を漏らした。

水音を立てて何度も繰り返しているうちにだんだんと物足りなくなっていき、徐々に動きが早くなっていく。

閉じる事のできない唇からはあられもない声と唾液が溢れた。

「あっ…ん…っや…！」

そうしていると再び目の前がちかちかとして、上り詰めているのが分かった。

「日和、もうイク…？イきそう…？」

そう問い掛けてくる響に、必死に首を縦に振る。