初めての証は優しさと愛しさによって快感に書き換わる特別な日 (ページ 6)

ただこの激しいこの痛みこそ

初めてひとつに繋がった証

痛みと同時に覆いかぶさるように力強く抱きしめられて肌と肌が吸い付くように密着する。

「全部入ってんの…わかる?」

『………………』

痛さのあまりに声も出なくてただ頷くことしかできないけれど

心が満たされているのは

ようやくひとつになれたから

「痛みが落ち着くまで、待つから。こうしてよ」

繋がったまま抱きしめ合ってゆっくりと流れていく時間を過ごす

自分のナカに埋まるモノにもようやく慣れてきて

『もう…我慢しないで…ッ…動いて…いいよ?』

「綾乃…」

私の顔色を確かながら、ゆっくりと律動を始めた

『あっ…んッ…あぁぁあ』

遥斗の体にしがみついてまだ僅かに残る痛みに耐えながらも

体の中を巡る痺れるような快感を確かに感じ始めていた

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