さようなら、私の愛しいキラキラ君 ― 切ない不倫の恋の行方は… (ページ 2)

二人が初めて結ばれた、優しい愛撫の後の静かなひと時だった。

「かわいらしいって・・・わたし、もう四十だよ。大人をからかわないの」

「ボクだって来月三十だよ。子ども扱いしないでよ。十歳くらいの年の差が何だよ」

ミチの言葉にタケシがプッとふくれながら答えた。

そんな彼を見ると、ミチは愛おしくて抱きしめたい衝動にかられるのだった。

「年の差の前に、わたしが結婚してること知ってるでしょ」

「・・・・・」

 タケシは言葉に詰まった。そして蚊の鳴くような声で言った。

 「そんなこと言わないで、ずっと傍にいてよ」

 「それはできない。わかるでしょ」

 「わからないよ」

 「わかってるでしょ」

 「わからないよ」

怒鳴りながらタケシが覆いかぶさってきた。ミチはキャッと声をあげた。

真剣な眼差しに涙を浮かべたタケシの顔がミチの顔の上にあった。

 「ねぇ、もう一回だけ入れていい?」

 震える声でタケシが囁いた。

 「ダメ」

 ミチは拒んだ。

 「何で?」

 タケシが今にも泣きそうな眼で言う。

 愛おしそうにタケシを見つめながら、

 「だって、忘れられなくなっちゃうもん、先生のこと」

 ミチがため息まじりの声で答えた。

 「だったら、忘れられなくしてあげる」

 そう言って、タケシはミチに激しいキスをして、首すじから胸元までしゃぶりつくように舐めまわした。

ついさっき、初めて結ばれたときの優しい愛撫とはまるで違い、

タケシは別人のようにミチの体を貪り続けた。

ミチは抵抗する間もなく、彼の細くて力強い腕に抱かれ、女の悦びが体から溢れてくるのを感じた。

そして、夫への罪悪感が余計にミチを興奮させたのだった。

ミチは若いタケシに激しく抱かれ、自然と声をあげていた。

 ひと通りミチの体を舐め回した後、熱く膨れ上がったタケシのソレがミチの中にゆっくり入ってきて、優しく突いてきた。

その絶妙な刺激にミチの体は火照り、吐息と喘ぎ声を交互にだすのだった。

女の色香を漂わせながら悶えるミチの表情にタケシは興奮し、次第に動きが激しくなっていった。

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