「私とSEXして!」同僚に初めてをお願いしちゃった私。ドキドキの初めてHに乱れて・・・。

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「私とSEXして!」同僚に初めてをお願いしちゃった私。ドキドキの初めてHに乱れて・・・。 (ページ 1)

彼氏いない歴=年齢。

大企業に勤め、良い収入を得る事こそが女の幸せだと思っていた。

真面目に、誠実に生きてきた確固たる信念が美海にはある。

それは週末に訪れた。

一息着いた昼休憩にふと、周りの後輩たちを見て気付く。

お洒落な服を着て、綺麗に化粧をし、楽しそうに恋愛話に花を咲かせている。

明日の休みに一緒に買い物に行くだとか、話題の映画に行くだとか。

可愛らしいお弁当や、流行りの店で買ってきたテイクアウトの容器。

一方で、コンビニで買ったシャケ弁を食べる自分の存在に、大きなショックを受けた。

本当に些細な出来事だ。

処女である事に不自由等なかったし、周りにそういった女子は居る。

しかし、それは似たような集まりの友人たちの話だ。

玩具があればそれで満足していたし、性欲がそれほどあるとは思っていない。

男性のように「処理をする」のと似た感覚だ。

こんなふとした事で己の「女らしさの無さ」に気付いた美海は、気の抜けた午後を過ごした。

出会い方なんて皆目見当もつかないし、一生このままだったらどうしよう・・・と不安が急激に込み上げてくる。

明日の休みなんて、ただ家で惰眠を貪り、外にも出ず、借りてきたDVDを観ようと思っていた。

それが当たり前だった。

くたびれた姿が窓に映ると居た堪れない気持ちになり、泣きたくなる。

「おーい、どうしたー?」

「・・・あ、木村君・・・」

同僚の木村が心配そうな表情で見下ろしている。

時計を見れば既に業務時間は終わっていた。

「なんかお前、午後から変だぞ?なんかあったのか?」

「・・・ああ、ごめんなさい。何でもないの」

「何でもないって顔じゃないぞ?お前らしくない」

「・・・・私らしいって・・・なんだろうね・・」

ああ、悲しい。

本当に私何も持ってないじゃない。

このまま枯れちゃうかもしれない・・・。

「ねえ、木村君」

「うん?」

「木村君って彼女いたっけ?」

「・・・いや、居ないけど・・・」

「私のお願い聞いて欲しいの・・・・SEXしてくれない?」

一瞬間があって、それから木村は目を見開いた。

「・・・ど、どうした?」

気付けば泣きだしていた美海を、どう扱ったら良いのか分からない様子で木村は右往左往した。

泣きだすなんて情けないと思いながらも、暫くふせってしまった。

地味な服。真っ黒で一つに束ねた髪。眼鏡。化粧も知らない顔。

処女で、勉強と仕事しか知らない美海は、自分の発言に絶望していた。

同僚にこんな泣き言等を・・・と、情けなくなる。

しかし木村は美海の肩を叩く。

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