「私とSEXして!」同僚に初めてをお願いしちゃった私。ドキドキの初めてHに乱れて・・・。 (ページ 2)

「よし。いくぞ」

「・・・え?」

「お前がそう言うなら、俺が相手してやる。そこら辺の誰かも知らないやつに走るよりマシだろ」

神妙な顔つきで、美海の手を引き、会社を後にした。

困惑したまま着いて行く美海だったが、木村の車に乗り、急いだ先はホテル街である。

未知の世界に心臓が騒がしくなった。

部屋は適当に選んで、足早に向かう。

2人は沈黙したままだ。

美海は不安になった。

どうして同僚にこんな迷惑を掛けてしまったのかと後悔してしまう。

木村は戦友だった。

時には衝突したし、納得いくまで深夜に渡り話し合った事もある。

仕事上の話は何でも言える仲だったのに、「SEXしてください」等とプライベートなお願いをすべきではなかった。

部屋に入ると、大きなベッドが鎮座しており、薄暗い灯りの中でその存在感を放っている。

ここまで来て迷いだしていた美海だったが、覚悟を決めてジャケットを脱いだ。

シャツのボタンを外す手を止められた。

「ちょっと待て。お前今から早速するつもりなのか?」

「・・・え?違うの?」

「いやいや、お前絶対処女だろ?」

「・・・はい・・・した事なくて・・・」

「・・・だと思ってたんだよ。お前仕事が命だったからさ。どうした?なんかあったのか?」

「周りの後輩とか見てたら、私ってこのままなのかなって。なんだか情けなくなっちゃって・・・。しかも木村君にお願いするなんて・・・ごめんなさい」

木村は肩を竦めて、美海をベッドに座るよう促した。

その横で、真面目にきっちり結った髪を撫でる。

「肩の力抜いて、楽しめば良いんだから。ほら、こんな機会ないんだろ?ラブホがどんな所か見ておけよ。せっかくなんだし、風呂にも入ってゆっくりすれば良い」

「木村君・・・ありがと」

木村は慣れているのか大きなジャグジーにお湯を張り、一緒に入ろうと美海を誘った。

恥ずかしがっている美海を横目に、木村はスーツを脱いでいく。

裸になると美海の視線は股間に行ってしまい、木村が苦笑いをする。

細身だと思っていたが筋肉質だ。

そう言えばフットサルをしていると以前言っていた事を思い出した。

恥かしがっているのが申訳なくなって、美海も裸になる。

「・・・やばいな・・・お前結構・・・」

「・・・え?」

「いや、何でもない」

股間を見ると、先ほどとは違い反り立っている。

つまり、この裸で興奮してくれているのだと恥ずかしくなった。

男性に裸を見せた事がない美海にとって、木村の反応は新鮮だったが、やはり恥ずかしさで胸や股間の部分を手で隠してしまう。

そっと抱きしめられて、心臓が爆発しそうだった。

人肌の温もりに身体が硬直する。

シャワーの温かさとは違う。

肌に吸い付くような、温かさだった。

ゆっくりと、彼の背中に腕を回す。

段々と心地よくなっていくのを不思議に感じていた。

彼のペニスが下腹部に当たる。

熱く、そして硬い。

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