発作的な現実逃避先で出会ったコンシェルジュに快感だけの世界に導かれる (ページ 6)

「利人さん…なか、もっと、奥に…欲しい…」

それでも確かな快感が欲しくて、おねだりせずにはいられなかった。

「こうですか?」

「ああっ…すごぃ…」

二本に増えた指がぎちぎちと奥まで進んでいく。

白い火花が頭の中に散った。

「千星様のここは、すごく感じやすいんですね」

「そんなこと、ないっ…あぅ…」

「指では物足りませんか?」

低い声で聞かれ、内側がきゅんと締まる。

「物足りないんですね」

利人さんは確信めいた視線をわたしに投げた。

「あ…おっきぃ…」

天井を向く利人さんの分身を見て、少し不安になる。

「大丈夫ですよ。千星様のここはもう、準備できていますから」

わたしの不安を察して、優しい手が髪を撫でた。

そして、意地悪なもう一方の手は、びしょびしょになった場所に滑り込む。

「ひぁ…あん…ぁ」

「さっきよりもっと濡れていますよ。私のを見て昂奮しましたか?」

囁きながら、利人さんはわたしの体を仰向けに横たえた。

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