セクシーランジェリーを着ることになった彼女。初めて着る下着に興奮してしまう…

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セクシーランジェリーを着ることになった彼女。初めて着る下着に興奮してしまう… (ページ 1)

「貴司、来月誕生日だよね。何か欲しいものとかある?」

恋人である貴司の誕生日まで一か月を切った。

サプライズの方がいいかもしれないと思ったけれど、いらないものをプレゼントしたくない奈月は、そう尋ねた。

「うーん……、欲しいものはないなあ。してほしいことはあるけれど」

奈月が誕生日のときは絶対高いと想像できるネックレスとバッグをくれたのだ。

だからそのときのお礼のも込めてプレゼントしたい。

「何?」

「なんでもいい?」

「うん。なんでもやる」

すると貴司はにっこり微笑んだ。

「わかった。じゃあ、当日までに準備しておくよ」

「え?貴司が誕生日なのに、準備するの?あたしにできることは?」

「そうだな。……元気でいてくれたらいいかな」

腑(ふ)に落ちないけれど、貴司がそういうなら仕方がない。

「わかった」

そういうしかなかった。

それから時は経ち、貴司の誕生日がやってきた。

食べ物だけでも用意しようと思った奈月は、ケーキやお酒を手にして貴司の家に向かったのである。

「いらっしゃい」

「ケーキやお酒買ってきたよ」

「おお、ありがとう」

「貴司の誕生日なんだから、盛大に祝わなきゃ。皿とか用意するね」

テーブルにケーキやお酒をおいた。

奈月は冗談交じりで言ってみた。

「ろうそくに火をつけて、吹き消してみる?フーッて」

「からかうなよ」

流石にそれはしなかったけれど、ケーキを切って食べ始めた。

「そういえば、してほしいことって何?」

気になって聞いてみたけれど、

「食べ終わってからね」

そう言われてしまった。

ケーキを食べて、お酒も飲んで、貴司から紙袋を渡された。

「この中にあるものを着てほしいんだ」

「買ったの?あたしが着るのに?」

言ってくれたら自分でお金を出したのに。

受け取ったそれは軽く感じた。

「何だろう。ここで開けてみていい?」

見当がつかない。

「いや、着るものだから、着たところをみたいな。脱衣所で着替えてほしい」

「わかった。着替えてくるね」

そう言って奈月は脱衣所に行き、袋の中身を見て固まった。

何と下着だったのだ。

しかもただの下着じゃない。

全体的にスケスケで、ブラジャーとパンティのフロントは開いていて、下着の役目を果たしていないものだった。

これは、セクシーランジェリーってやつか!?

聞いたことはあるけれど、手に取って目の当たりにしたのは初めてだった。

これを着ろというのっ!?

恥ずかしすぎて、着たくないっ!

でも、貴司の誕生日だし、お願いは叶えるべきだよね。

あたしは誕生日プレゼントもらったんだし。

2人っきりなんだし、他に誰かがいるわけじゃない。

奈月は勇気を振り絞って、セクシーランジェリーを身に着けたのだった。

しかしやっぱり恥ずかしくて、服も着て、貴司のいる部屋に戻った。

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