夏祭りにトラウマを持つ私に彼が仕掛けた願望の見え隠れする胸きゅんサプライズ (ページ 3)

健はキッチンに隠していたらしい紺色の浴衣を取り出した。

「健、こんなものまで用意したの?」

「まあね」

私は健から浴衣を受け取って、脱衣場で着替えた。

久々だから着方なんて適当だけど、その辺の物を使ってなんとか着れた。

慣れないせいか少し恥ずかしい。

「健、どう……?」

「めっちゃいい!可愛い!似合ってる!」

健は焼きそばをつまみ食いをしていた手を止めて、私の髪を撫でて、首を撫でて、キスをしてきた。

両手で私の顔を包んで、段々深くなる。

油断すると、息ができなくなってしまう。

「ちょっと、健……?」

「ごめん、薫。我慢できないや」

そう言うと、健は私を抱き上げて、寝室に向かった。

健は私をゆっくりベッドに下ろした。

それから、手を下から入れて、太ももを触った。

「せっかく着たのにぃ」

「じゃあ、全部脱がなきゃいいよね?」

健は帯を解き始める。

そして、首に何度もキスをした。

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