目が覚めたら隣に馴染みの店のイケメンバーテンダーがいて… (ページ 4)

体を起こしたカイ君が、普段はカクテルを作っている手で私の花芯に触れる。

指先で小刻みに転がされた場所から、鋭い快感が駆け上がった。

「あぁ!そこっ…気持ちいいよぉ!」

「ここ触ると、リコさんの中、すんごい締まる」

内側で彼の分身がどくんと脈を打った気がした。

「やっ…なかで、おっきくしないで」

「こら。そういうこと言わないの。俺が先にイッちゃうじゃん」

余裕がないのか、カイ君が苦笑いを浮かべる。私はその表情を好きだと思った。

「一緒にいこ?リコさん」

「うん…」

私が頷くのを待ってから、カイ君はさらに激しく中を突き上げた。

花芯を擦る手も、優しいけれどリズムは速くなる。

私は枕を両手で掴んで、必死に快感に耐えるしかない。

「もう、だめ…カイ君、私…いきます…」

「いいよ。俺も、出る」

「ハァ、いくっ、いっちゃ、ぅあああ!!」

鋭い絶頂が全身を駆け巡った。その瞬間、カイ君の分身を私の中が締めつけたのが自分でも分かった。

「ぅ…俺も一緒にいくよ。リコさんっ…!」

三回、大きく腰を打ち付けて、カイ君は果てた。

「気持ちよかったでしょ?」

「……はい」

気怠い体を健やかな腕に抱きしめられたまま、私は余韻に浸った。

「たまには、お酒に飲まれるのも悪くないですね」

「だからって、俺の酒以外に飲まれるのは禁止」

冗談のような本気のような、いつもの軽いノリ。でも、抱きしめる腕の強さは確かで。

「もう、カイ君のお酒しか飲みません」

そう答えたら、カイ君はカルアミルクみたいな笑顔を見せてくれた。

-FIN-

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