寝室で旦那の部下に押し倒され潮を吹くまで責められて… (ページ 2)

頭の後ろをぽりぽりとかき、どこか申し訳なさそうな態度だ。

「…実は、一ヶ月前ぐらい前に先輩に貸したCDを友人が借りたがってて…。」

「い、一ヶ月!?」

いくらなんでも長すぎる。

先輩だからって許されるレベルではないと思うし、友達が借りたがってるのなら尚更、早く返してあげなければならない。

「ご、ごめ んね!私、全然知らなくて!」

「いえっ!愛さんが悪いわけではないですし、僕も先輩に「返すのはいつでもいいんで。」って言っちゃいましたし。こちらこそ、すみません。」

ペコッと頭を下げる橘君。

こんな事してる場合じゃないと、玄関のドアを大きく開けて招き入れた。

「どんなCDなのか私じゃわかんないから。橘君、見つけてくれる?」

「…はい。ありがとございます。失礼します。」

「うん!入って、入って!」

控えめな態度で中へと入る橘君の姿に、私はゆっくりドアを閉めた。

「橘君~、あった?」

旦那の部屋へと案内して、約10分。

リビングで待っていた私は、返事の無い事を不思議に思い、部屋へと向かった。

本棚と、ディスク、パソコン 。

あとは、ソファーベッド。

あまり物を置きたがらない旦那の部屋はいたってシンプルだ。

特に自分でCDは集めたりしないし、部屋にあるならすぐに見つかって…

「橘君?」

少し開いていたドアを押してみる。

部屋が真っ暗である事に気付いた時は、既に遅かった。

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