「一度だけ…ねえ。」大学受験の合格祝いにおねだりされたのは― (ページ 2)

「はぁ…。」

2人同時に甘い溜め息を漏らしたのを合図のように、

タクヤが抱きかかえるように私をベッドに誘導する。

「駄目よ、お家の人が…」

「安心して、今日はみんな出掛けてるから。」

そう言うと、タクヤは私の両足首を掴み、ストッキング越しに内腿へと唇を這わせる。

「ああ…キレイだ…」

ここ暫くダンナにも言われたことないのに。

こんなに若い男のコに言われるなんて。

そのまま唇の後を追うように、指を這わせ、ストッキングを脱がせようとするが、少しタクヤの手は震えている。

「…初めてなの?」

途端にタクヤの顔がかあっと赤くなった。

「もうっ…。」

乱暴に肩を押され、ブラウスのボタンを外される。

タクヤは胸元に顔を埋めると、呟くように、

「ミキのイジワル…。」

と囁き、ブラを顎で押しのけると、少し歯を立てるようにしながら、乳首を唇で転がすように弄んだ。

「あ、いっ…。」

「イヤなの?」

いたずらっぽくタクヤが見つめる。

「ううん…。」

「じゃあ大人しくして。」

さっきまでの初々しさとは打って変わった言い方にまた私の心はざわつく。

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