何を言っても怒らない幼馴染に頑なな心もほぐされる甘いあまい言動

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何を言っても怒らない幼馴染に頑なな心もほぐされる甘いあまい言動 (ページ 1)

「ねぇ!涼ちゃん!昨日綺麗な人と歩いてたでしょ」

学校から帰るなり、隣の家の涼ちゃんの部屋に制服のまま向かった。

涼ちゃんは名前の通り涼しい顔で、パソコンに向かっていた手を止め、優しく笑った。

「美咲。お帰り」

私の学校は土曜日も授業があって。

土日休みの涼ちゃんは家で仕事をしていたらしい。

「昨日!」

塾の帰り道、遅い時間に繁華街で涼ちゃんと綺麗な人が一緒に歩いているのを見た。

「会社の人だよ。たまたま一緒になっただけ」

「嘘ばっかり」

「本当だよ。俺が美咲の事好きだって知ってんだろ?」

幼馴染の涼ちゃんは私が何を言っても怒らない。

「証拠見せてよ」

強気な私を目の当たりにしても優しく笑って

「良いよ。おいで」

と、机から離れてベッドに座って、私に向かって両手を広げた。

その腕の中に、トコトコと行って抱きしめてもらう。

「美咲、大好き」

そう言いながら後ろからぎゅっと抱きしめる。

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