自動車教習所の車庫で教官に告白したらその場でトロトロにとかされて… (ページ 2)

本田は不思議そうな表情で理歩を見ている。

「あの…あのね…先生。私、決めてたの。卒検受かったら、もうこの教習所には通わなくなるでしょう。先生に会えなくなるでしょう。だから…ちゃんと言おうって…。」

理歩は一旦俯き、顔を上げて本田の瞳を見た。

「先生のことが好きなの。」

理歩の突然の告白に、本田は眼を見開き、驚いた表情を見せていたが、すぐにいつもの優しい笑顔に変わった。

「ありがとう。俺も好きだよ。いつも可愛いなあって思ってた。こんな可愛い子に告白されて、断る男っていないよ。」

本田の大きな手が、理歩の頭に触れた。

そのまま優しく撫でられた。

理歩は嬉しくて、本田の胸に飛び込みたくなった。

だがここは教習所である。

その気持ちを抑えていた。

「理歩、ちょっとこっち来て。」

本田は理歩を車の後方に呼び寄せた。

「ここなら見えないはずだから。」

「えっ…?」

本田は優しく理歩を抱きしめた。

理歩は胸の高鳴りを抑えられず、心臓の鼓動だけを耳に響かせていた。

「本当に、可愛いね。」

本田が理歩にキスをした。

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