恋愛禁止の国民的人気俳優と秘密の恋。会えない時間の中で積もっていく想い。全てを掻き消し交わる激しく甘い蜜なひととき (ページ 4)

やだ、ほんとにやめちゃうの?

こんなにも亮を求めてるのに…?

『やめないで…っ、やめちゃやだぁ…』

恥ずかしさで泣きそうになりながら、続きを懇願するように亮の体を掴んだ。

「聞こえない。もっとちゃんと言わないと」

『もっと奥まで、いっぱい、欲しいの…ぐちゃぐちゃにしてほしいのぉ…っ』

「ごめん、そこまでのこと言わすつもりなかったんだけど…それは反則でしょ」

体を反転させられ、両腕を後ろに引かれながら、動きを早め、的確な攻めで私を絶頂に導く。

『あっ、だめっ、あっあっ…やぁぁんっっ』

あまりの快感に、意識が桜色に染まっていく。

「イきたい?イッていいよ」

体の自由を奪われながら、亮の愛情いっぱいの律動に導かれ、絶頂を迎えた。

限界まで亮のモノを締め付ける。

「っ…、俺も、イッていい?」

絶えず与えられる熱い刺激。

すさまじい快感に飲まれながら、甘い悲鳴をあげた。

『うん…ああん…っ…亮…だい…すき…』

果てても尚、大きく揺さぶられながら何度も頷いた。

亮のモノは私の中で痙攣を起こし、奥深くで果てた。

---

「小春、好きだよ」

勢いよく、私を精一杯、力強く抱きしめた。

ぎゅっと力強く。

まるで、離さないと言うように。

『亮、苦し……』

「大好きだから」

飾ることなく、まっすぐに伝えられる愛の言葉が心に響く。

『私も、だいすきだよ』

亮の顔に眩しいくらいの笑みが広がった。

生まれたままの姿で抱き合っていると、それだけで身体が切ないぐらいに熱くなる。

それは、相手が亮だから。

「ごめん小春、もう一回」

ベッドへと移動してからも、再び想いを確かめ合うように体を絡ませた。

気を失うように眠るまで、何度も何度も。

亮がいるだけで幸せ。

けれど、こうして、触れて、触れられて、

溶けるほどに夢中で互いの熱を求め合う夜があるのもいい。

-FIN-

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