突然の遠距離恋愛宣言に涙する私に彼は…切なくも甘い約束【前】 (ページ 6)

―そして、どれくらい泣いた頃だろうか

拓也が「場所を変えよう」と私の手を引いて店を出た。

嗚咽を揚げながら大泣きする女の手を引き、俯いて店を足早に出ていく男

もの珍しそうに見る他客の視線は、今は気にならない。

『カランコロン』

喫茶店のドアにかかったチャイムに見送られ、2人は喫茶店を出た。

「―それで、なんでその“場所”がラブホテルなんでしょうか、拓也サン」

「ん?」

きょとんとしたような顔をする拓也に思わずため息がでてしまった。

まぁ、彼らしいとは思うが・・・

「だって、二人きりになれるし。ここなら沢山泣いても大丈夫」

「・・・なんか違う意味で泣かされそう」

「ごめん」

謝罪の言葉と同時にギュっと美緒の体に腕が回され、抱きしめられた。

そして、そのままスルスルと美緒の手よりも一回り、二回りも大きな拓也の手が下に降りていき、美緒の尻を優しくなで始める。

「ちょっ・・・!拓也っ・・・ん」

「・・・かわいい」

尻の膨らみを楽しみながら、拓也は美緒の唇に自分の唇を重ねた。

「んっ・・・」

チュッと小鳥のようについばむだけの優しいキス。

「美緒の泣き顔見てたら、欲情しちゃった」

「な、なにそれ!」

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