爽やか上司はSっ気のあるオスだった。目隠しをされ、初めての絶頂体験に狂う私 (ページ 2)
ゴールデンウィークに久しぶりに会った友人たちは、それぞれが会社の愚痴をこぼしていたが、紗奈だけが生き生きと話していた。
「私の席からは主任がよく見えないんだけど、声は聞こえるの。その声がすごく癒されるというか、いい声なの」
「なんか私の変化に気が付いてくれるの。髪切った?とかさ」
「さりげなく、肩をポンポンとしてくれたりもするんだよ」
次から次へと悠馬のことを話す紗奈に、周りが呆れていた。
「紗奈、その主任のこと好きなの?」
「なんかさ、先輩を好きだったころの紗奈みたい!」
「ほんとだ!紗奈って年上しか興味ないもんね」
友人たちの指摘は当たっている。紗奈は、毎日悠馬に会えることが何よりも楽しい。だから、休日なんていらないとまで思っている。
「ダメだよ、上司と付き合うとか」
「そうよ、お局に目をつけられたら地獄の毎日が待ってるんだし」
「私も反対!」
周りが反対すると、余計に気持ちに火が付くのは本当らしい。
「わかってるって」
そう返事をしながらも、紗奈は悠馬への恋心を募らせていった。
*****
六月も終わりに近づき、紗奈たちの歓迎会の日がやっと来た。他の二人は面倒臭そうにしていたが、紗奈にとっては悠馬と近づけるチャンスでもある。
「三か月が過ぎたけれど、歓迎会スタート!乾杯!」
「乾杯!」
食事とお酒を楽しみながら、アットホームな雰囲気で会が進む。そんな中、悠馬はしきりに携帯を見ていた。その表情は硬い。
隣に座るお局が悠馬に話しかけているが、どうやら今日作成した書類にミスがあり、一から作成し直しになるようだ。
「コピーして、仕分けて、一時間でいけるかな?」
「どうでしょう」
そんな話が聞こえる。すると、悠馬が男性社員にやんわりと声をかけた。
「お前ら、この後デートでもあるか?」
「はい」
何人かが同時に返事をする。残業の気配を感じたのかもしれない。
「そうだよな」
「月曜の朝、早めに出勤しましょうか?」
お局がそう言いいながら、全員の顔を見た。
「私、時間大丈夫ですけど」
紗奈が手をあげた。
「まぁ、何とかするから」
悠馬がそう言って、話題を変えた。女性社員への配慮だろう。そのまま全員で食事を楽しむと、きっちり九時に会はお開きになった。
二次会に誘う者もいないので、そのままみんなが帰宅の途につく。
紗奈はふと悠馬を見た。どうやら、会社に戻るようだった。紗奈はトイレに行くと言って、みんなと同じエレベーターには乗らず会社へ戻った。
「おっ?どうした?」
やはり、悠馬がパソコンの前にいた。
「何かお手伝いをと思って」
「サービス残業はアウトだぞ」
「じゃあ、主任がコーヒーでもご馳走してください」
「そんなんでいいのか、でもまぁ、手伝ってもらえたら嬉しいよ」
「はい、頑張ります」
社内に二人きりで、自分だけに指示を出す悠馬が紗奈にはたまらなかった。頼れる男性、甘えたくなる男性、そして抱きしめてほしい男性。
完全に紗奈の気持ちは仕事以外のことに向いている。そんな自分の気持ちを抑えるのに精一杯で、悠馬の視線が少しずつ変わっていたことに、紗奈は全く気付いていなかった。
「主任、コーヒー飲みますか?」
「ありがとう、俺がいれるよ」
「いえいえ、私がします」
紗奈は給湯室の隣にある自動販売機に向かい、どれを飲もうか迷っていた。そこに、悠馬がやって来た。
「決めた?」
「カフェラテか、ブレンドか悩んでて…」
「可愛いな」
紗奈がその言葉に反応し、はっと悠馬を見た。
すると、いきなり悠馬が紗奈を抱き締めた。
「主任!」
突然のことに驚いた紗奈だが、嫌なわけではない。
「いつも俺を見てるでしょ?」
「そんなことないです…」
悠馬は紗奈から離れると、じっと紗奈の目を見つめた。
「そんなに見ないでください」
思わず紗奈は視線を逸らしたが、悠馬は紗奈を壁に押し付けキスをした。
「んっ…」
あ 2026年2月1日
👍
わお 2026年2月7日
純愛と見せかけてセフレ化しただけだった