イケおじ上司は甘えん坊!エッチなおねだりに新しい扉が開いちゃう!

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イケおじ上司は甘えん坊!エッチなおねだりに新しい扉が開いちゃう! (ページ 1)

「黒木課長。飲まないんですか?」

忘年会で、ソフトドリンクを飲んでいる課長に何気なく尋ねた。

「ああ、神崎さん。アルコールは体質に合わなくてね。僕のことは気にせず飲める人は楽しくやってよ」

そう言って彼はニコッと優しい笑みを浮かべる。

「私もちょっと飲みすぎちゃったので休憩します。隣に座ってもいいですか?」

今回は座敷での宴会形式だったので、途中から席なんてあってないようなものだった。

「どうぞ。おじさんの話し相手になってくれるのかな?」

課長の隣の座布団に座ると、彼から微かにコロンが香る。

嫌味っぽくない爽やかな香りで、噂では某有名フレグランスメゾンのものらしい。

なぜそんなことまで知っているかというと、常に会社の女性陣から注目を浴びている彼の話題は、自然と耳にするのだ。

昔スポーツをやっていたらしく、均整のとれたカラダつきと、甘いマスクで社内の『抱かれたい男』ランキングの常に上位に入るイケオジ。

確か、年齢は40代半ばで、バツイチ独身だということも分かっている。

部署が違うため、あまり直接関わることのない私にさえ、いつも気を遣ってくれる優しい上司だ。

(これはモテるはずだよな…)

「おじさんだなんて…。こんなに素敵なのに…」

やはり酔っているのだろうか、思っていたことが口からポロリと出てしまった。

「はは。お世辞でも嬉しいよ。君みたいなかわいい子にそんなこと言ってもらえて」

「か、かわいいっ?」

自分で言うのもなんだが、私は決して可愛くはない。

年齢も29の三十路で、ここ最近は昇進話も出始め、仕事が恋人のような生活を送っているのだ。

仲の良い友人も特にいないので、ここ最近は休日も平日に溜め込んだ家事を済ませたり、惰眠を貪って終わっていく『干物女』と化している。

そんな私に向かって「かわいい」だなんて、まるで馬鹿にされているような気持ちになり、悔しさが込み上げる。

「課長。あれ見てくださいよ」

悔しさついでにイタズラでもしてやろうと思って、課長のグラスにそっと飲んでいた日本酒を混ぜた。

「え?なに?神崎さん、何にもなかったけど?ああ、君、酔ってるんだね」

酔っ払いのフリをして「あれ〜?」などと誤魔化していると、黒木課長はグッとグラスに残っていた日本酒入りのソフトドリンクを飲み干す。

「…ん?」

(やばい、怒られるかも…)

そう思ってヒヤヒヤしている私の肩に、課長の逞しい腕が回され、鼻先にコロンが香った。

ドギマギしている私の耳元に口を寄せ、「2人で抜け出さない?」と囁いてきたのだ。

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