友人の彼を寝取ったら、巨根を武器に恥辱を受け恋墜ちした私。

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友人の彼を寝取ったら、巨根を武器に恥辱を受け恋墜ちした私。 (ページ 1)

歩夢は楓花の同僚の彼だ。彼女には二歳年上の彼がいて、優柔不断で物足りないといつも愚痴っている。

 三十一歳、会社員、独身、一人暮らし。これだけ聞くと悪くないのになと思うけど、アクティブな彼女とは違って、歩夢はかなりインドア派だから退屈らしい。

「今度の休みも温泉に行きたいのに、まだわからないだって。ギリギリで結局行かないって言うのはわかってる!」

 二人でランチ中、彼女は確定しない予定に不満を言っていた。

「なんで彼と別れないの?」

「そんなの理由は一つだよ。アレが凄いの!」

 冗談か本当かわからないように、彼女は笑いながらそれだけ言うと話題を変えた。

 その時は楓花も聞き流したが、あとからそのパワーワードが気になって仕方がない。凄いのは彼のペニスなのか、技術なのか、何なのだろう。

 半年前に元彼と別れた大きな原因が、セックスレスだった楓花は、アレが凄いという彼女の彼に興味津々になってしまった。

 だから、二人がカラオケにいると聞いたとき、わざと合流したのだ。

「こんばんは、初めまして」

「こんばんは」

 二人は離れて座っていた。楓花は入口に近い場所に座り、挨拶をする。

 歩夢はほどよい筋肉質なのか、Tシャツが似合っている。小顔で目がぱっちりとしていて、いかにもモテそうだ。

 確か、一年前に彼女が合コンで歩夢と出会ったとき、ルックスが一番良かったと言っていた。美人は三日で飽きるというが、イケメンも同じなのかもしれない。

 勢いで歩夢に迫った彼女が主導権を握り、そのまま今に至るようだ。

 彼女は、一人で歌いまくっていた。歩夢と楓花はデンモクを見たままだったが、楓花は時々歩夢の股間に視線を向けていた。

 漫画のように股間がもっこりしているはずもないが、首も指も細くてすらっとしているのに、アソコだけが大きいなんて不自然な気がする。

 しかも歩夢はギラギラした感じがなく、とても性欲が強そうには見えない。

 何が凄いんだろう…。

 気が付けば、楓花は同僚の彼の下半身のことばかり考えていた。でも、まだこのときは寝取るつもりはなかったのだ。

 

*****

 カラオケで初めて歩夢と会った数日後、同僚が自分の代わりに歩夢と美術館に行かないかと聞いてきた。

 自分の彼を他の女と遊びに行かせるなんて、普通ではあまりないと思うけれど、彼女らしいなと楓花は思う。

 楓花が自分の彼にちょっかい出すとは思わないし、彼もそんな気持ちになることは絶対にないと思っているのだろう。

「なんで私なの?」

「その日さ、係長に誘われたの。三ヶ月待ちのレストランに」

「そっか。でも彼が一人で行けばでしょ」

「楓花はアートに興味があるじゃん。チケットもったいないし」

「彼はいいのかな、私とで」

「気にしないでしょ。私より芸術の話が深くできて喜ぶと思うけど」

 もしかしたら歩夢が断るかもしれない。でも、楓花にとってはいい口実。二人きりなら色々と聞けるチャンスがあるかもしれないのだ。

「わかった、彼がいいと言ったら行くわ」

 優柔不断だという歩夢からは、すぐにオッケーの連絡が届いた。さっぱりした内容のメッセージだったが、楓花の頭の中に少しだけ下心が湧き出した。

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